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111話 藤木直人です

「別れてると言っても敵対関係じゃないですよ」


いつの間にか伊集院博士も来ていた。

屈強な銀スーツの男達に囲まれている。


雪がゆっくり伊集院の後ろに姿を隠すと


「ところでブースが現れたと聞いたんですが」


また三人は顔を見合わせると


「俺たちでやっつけました」


力也が胸を叩いた。

あらかた、千秋の手柄ではあるが、メイサや

力也も関わっている。言っていることに嘘は

ない。


「あなた方が?」


驚く伊集院は、ゆっくり三人を見渡した。

力也、メイサと均等に見ると、千秋でその視線

を止めた。


「強いですね」


「あたしが?」


千秋はあたりを見渡すと


「私なんて、とてもとても」


両手を振って否定した。


「ハンターに栗原千秋あり、有名ですよ」


「嘘!」


今度は大きく否定した。


「あら本当よ、千秋ちゃん私達の間では有名

 だったのよ」


「私が?」


「ねえ、みんなそうでしょ」


雪はきっちり整列している銀スーツの男達に

聞いた。


「はい、美人で弱点を見出す天才がいると」


言いながら、一人の男が一歩前に出た。

どうやら銀スーツ隊の隊長らしい。


「お会いするのを楽しみにしていました」


背丈は力也と同じくらい高いが、小顔で体は

筋肉質だが、細い。


髪を七三に分け、きりりと引き締まったいい

男だ。


「紹介するわ、藤木直人、この施設の警備隊

 長よ、いい男でしょう」


「藤木です、よろしくお願いします」


握手を求めてきた

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