通りすがりのネズミ、月に打ち上げられる
第28回書き出し祭りの作者当て当選者へのご褒美小説です。
何も考えずにお読みください。
わたしは、通りすがりのネズミ。
ありとあらゆる動物のワイワイを、陰で見守るネズミである。
今日は月に誰かが打ち上げられるらしい。
一体誰が打ち上げられるんだろうか。
「お前にゃ、ネズミ。今から月に行ってもらうにゃ」
「へ?し、白猫さん!?えええええええ!?」
突然目の前が真っ暗になり、気が付いたら、白猫によって宇宙船ロケットの中に押し込まれていた。
「どうして!?どうしてわたしが、月に行かないといけないの!?」
「いつもコソコソしてるお前を見つけて、月探索させるためにゃ。ちゃんと観客もいるにゃ」
「え?」
ロケットの窓から覗くと、そこにはマッチョな動物?が、ポテりこを食べながらこっちを見ていた。
「もぐもぐ。ポテりこ美味いな、黒ヒトデマッチョ殿」
「そうであるな、パンダマッチョ殿。それにしてもこのBIGポテりこは腹にたまる美味さだ」
「あぁ、水が欲しくなるな。ポテチュロもいるか?」
「そうだな。頂こう」
外は寒いはずなの、マッチョ組はピチピチのTシャツを着て、のんびりポテトのお菓子を食べている。
それが羨ましくて、段々と口の中に涎が溜まって行く。
あぁ、わたしもポテりこ食べたい。特にチーズのやつが……。
「んじゃあ、いくにゃ。3、2、1…ロケット発射ボタン、ポチー!」
「あぁ、ポテりこ……へ?えっ、えっ!?ロケットが動いて……いやああああああ!!」
ポテりこを惜しむ暇もなく、わたしは白猫の合図と共に月に向かって飛んで行く。
そして、ロケットが飛んで数日後。わたしは月に到着していた。
そこには、たれみみのうさぎが、巫女の格好をして何かを茹でていた。
「あら?お客さん?いらっしゃいませ。ウサウサキッチン、ムーン支店へ。今、ポテトもち作ってるんだけど、食べませんか?」
「あ……あ……食べますぅ!」
こうして、わたしは巫女さんのご好意にあずかり、一緒に月でポテトもちを食べたのだった。
<おまけ>
「な……なんで月でポテトもち食ってるのにゃ!羨ましいにゃ!んにゃああああ!」
「まぁまぁ、揚げたてポテチでも食いな。笹の葉もいるか?」
「パンダマッチョ殿。猫は笹を食べませぬぞ」
「そうであったな、黒ヒトデマッチョ殿」
「「ハハハハハハハ!」」
「んにゃぁ!こうなったらポテチ全制覇するにゃあああああ!」
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
ちなみに、皆が食べてるポテト料理は、ポテトもち以外、全てカルビー+の商品です。
無性に食べたくなったので、三連休中に東京駅に行こうかなと思います。
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