デコタラ王国とチビエマ王国侵攻部隊
デコタラ王国では……。
「イカレテールネ!!貴様なんてことを仕出かしてくれたんだ!?」
デコタラ国王カサバールは、イカレテールネを怒鳴り付ける。
「愛人と今まで居た父上に言われたくないですよ!!俺は真実の愛に従ったまでです!!」
イカレテールネは怒って言い返す。
「あの夜会はチビエマ使節団をもてなすパーティーだったんだぞ!?シュトリンをチビエマに奪われたばかりか、見限られた今もう終わりだ!!」
カサバールは頭を抱えて縮こまる。
「たかだか小人王国でしょ?」
イカレテールネは鼻で笑うが……。
「チビエマは人間バージョンにもなる種族だ。貴様はチビエマを知らなさすぎる。騎士達よ!!こいつを牢屋に入れよ!!」
「ちょ!?父上!?父上!?」
イカレテールネは騎士に羽交い締めにされ、牢屋に連行されるのだった。
同じ頃。
上空では飛行挺が編隊を組んで飛んでいる。
その中でも、旗艦グリーンドラゴンのメインブリッジでは。
「リオンに任せてる小娘、どう思うんだ?俺は不穏分子は消した方が良いと思う。ガキとは言え、チビエマに危害を加えたら許せねぇ」
緑色の肩くらいの髪を一つに結わえ、白い軍服を着た青年が腕を組む。
クラウド・スカイナイト。
チビエマ王国飛行挺部隊隊長。
「陛下やアスランに何か考えがあんだろうよ、俺達は従うまでだぜ」
黒髪の短髪、白い軍服を着た長身の青年は笑みを浮かべた。
レギオン・ナイトナックル。
チビエマ王国騎士団団長。
「まっ、それもそうだよな。俺達がやることはデコタラ王国の制圧だ」
納得してクラウドも頷いた。
「飛行挺から騎士団は降下して、王都に侵攻する。出来るだけ無血を目指すぜ」
デコタラ王国の王都を立体化したマップを指差し、レギオンはクラウドに言う。
「オッケイ、飛行挺部隊はそのまま空で待機する」
頷いたクラウドも空を指差しマーキングした。
「一日で終わるだろうぜ」
「だろうな」
二人は頷き合うのだった。




