晩餐会
コンコンッコンコンッ
「はうわ!?」
ノックの音で私は目を醒ました。
「どうぞ」
取り敢えず慌て私は起き上がると、ベッドから降りる。
「失礼致します、晩餐の御用意が出来ました」
メイドが部屋に入って告げました。
「晩餐……」
慌て窓を見ると、太陽が落ちて夕方になっていましたわ。
「勿論向かいますわ」
私はお腹空いて居たので、嬉しくて答えましたの。
「それでは御案内致します、此方へ」
私はメイドの案内で部屋から出た。
高価そうな絵画や調度品が廊下に飾られており、私はチラチラと見ながら進む。
チビエマの姿だったり、人間の姿だったりと様々だわ。
暫くして、大広間へと着いた。
壁際にズラリと使用人達が並び、長い長方形のテーブルにリオン様が席に着いている。
私は促されるがまま、向かい側に座った。
テーブルには様々な高級料理が並んでる。
流石は王家の一族ですわね。
「ぐっすり眠っていたから起こさなかったけど、疲れはさっきより取れたかな?」
「はい、スッキリしましたわ」
リオン様に聞かれ私は答えましたわ。
「それは良かった、お腹空いてるだろうから召し上がれ」
「ありがとうございます」
リオン様の言葉は優しくて素敵ですわ。
マナーに注意しつつ、私は優雅に食べ終えました。
「チビエマ王国の事、どれくらい知ってるかな?」
「チビエマ王国ですか?高度な文明を持つ小人王国だと存じてます。
冒険者ランクの発祥の地であり、チビエマ冒険者一人だけで一騎当千の活躍をするとか。
チビエマ王国を守る実動部隊は、白き悪魔と呼ばれている実力者ばかりで国王陛下は人間大陸からは魔王と呼ばれてます」
私は知るだけの情報を話した。
「国王陛下が魔王か、魔王は別に居るんだけどね。それだけ知ってれば充分だよ。明日は屋敷の案内と貴族街を案内しよう」
リオン様は苦笑いして言ってくれました。
「ありがとうございます、楽しみにしておりますわ」
私は嬉しくて微笑んだ。




