伯爵家の屋敷へ
私は用意されたドレスに着替えましたの。
用意されていたのは、白い純白のドレス。
純白のドレスの意味は、無実、潔白、純粋、純潔。
エマネット国王陛下も中々粋な心遣いをされますわ。
私は侍女と共に玉座に戻ると、エマネット国王陛下が驚かれましたわ。
「美人な子は、本当に何を着ても似合うね」
「褒め言葉を頂き恐悦至極ですわ」
私は頭を下げた。
「リオンに会わせるよ。今日からの下宿先は彼の家だからね」
そう言って侍従にエマネット国王陛下は命じられましたわ。
程なくして、白い軍服を着た美男子が現れましたの。
「貴女がシュトリン令嬢だね?初めまして、リオン・フォン・エリシェンドです。王宮魔術師師団副団長を務めています」
……なっ!?まさかのアスラン様の右腕!?
「シュトリン・カダルマールですわ。宜しくお願い致します」
私はドキドキしながら答えた。
「今日は疲れただろうから、ゆっくり休むと良い。学園までまだ数日あるから散策すると良いよ」
「ありがとうございます。では、休ませて頂きますわ」
エマネット国王陛下に言われ、私は頭を下げて去った。
リオン様は、エリシェンド伯爵家当主で、リーゼ様の父君。
若く見えるけど立派なおじさまですわ。
「残念だけど、リーゼ達は冒険者としてクエストに挑戦していてね。今日は留守なんだ。代わりに僕が屋敷の事を教えてあげるよ」
リオン様はお優しいですわ。
リオン様のエスコートで馬車に乗ると、私達は屋敷に向かった。
行くところ、見るところ。
新鮮な景色ばかり。
貴族は常に民と笑い合ってる。
理想の国ですわね。
「旦那様、お帰りなさいませ」
「シュトリン様ですね?お部屋は此方にご用意させて頂きましたわ。どうぞ、此方へ」
屋敷に着くと、使用人達の出迎えを受けましたわ。
私はメイドの案内で、日当たりの良い部屋に通された。
……窓の外は景色が良い。薔薇が咲き誇る中庭がありますわ。
私は本当に自由になったのですわね。
私は溜め息をつくと、はしたないけどベッドにダイブしましたわ。
ふかふかで暖かい。
最高ですわ。




