一つの台詞、一つの感情
声が迷わなくなる、簡単なやり方 ―
■ この回でやること
一つの文で、声がやることを一つにする。
「この文は、これを伝える」
それを最初に決める。
一文一情報。
「何を伝える文なのか」を
一つに決めて読む。
例えば
「準備は、もう終わっています」
の場合は
「終わっている」という事実を伝える
実践①:終わっているという情報
「準備は、もう終わっています」
・強くしない
・かっこつけない
・感情を足そうとしない
「終わっている」という情報だけを伝える読み
実践②:同じ型で別の文
次。
「敵が近づいています」
この文の正解は、
「危険な状況だ」という情報
・怖がらせない
・怒らない
・盛らない
「近づいている」という事実だけ。
実践③:
「今は進めません」
正解は、
「できない状態だ」と伝える文
読むときにやらないこと:
強く言わない
不可を伝えるだけ。
■ ここまでの共通点
「何を伝える情報か」だけ決めている。
実践④:少し長くする
「準備は完了しています。
いつでも出発できます」
この文の「準備が終わっている」という報告
読むときは、
前半も後半も
同じ声
同じ楽さ
二文でも、情報は一つ。
〜所感〜
声の判断基準の一つ、一番伝えたい情報を伝えられている事だろう
慣れてきたり、表現上の必要がある場合は、
複数の感情が混ざるのはまったく問題ない。
むしろ、実際の表現では複数の感情が同時に存在することの方が多い。
ただし――慣れないうちは、
一文一情報で練習した方が、上達が早い。
理由はシンプルで、
声が迷わない
崩れた原因が分かりやすい
修正がすぐできる
から
〜まとめ〜
一つの文には、伝えたい情報を一つ
・最初に一つ伝えたい情報を決めて読む
・声は、それをそのまま運ぶ
まずはここまでで十分。
声が迷わなくなると、表現はあとから、いくらでも足せる。




