安定した声
■ この回でやること
「セリフが変わっても、同じ声で出し続ける練習」
崩れないことが目的。
■ なぜこれが必要なのか
多くの人は
・セリフが変わる
・言葉が長くなる
・強そう・弱そうな言葉になる
これで、無意識に声を変えます。
でも仕事の声(ナレーション・ゲームボイス・朗読)では、セリフや状況が変わっても声の土台は同じである必要がある。
ここができていないと、
1テイク目は良い
2テイク目で疲れる
3テイク目で声が壊れる
ということが起きる。
ある程度仕方ないけどな!
だからここでは
「声をうまくする前に、声を固定する」
■ 「同じ声」ってどういう意味?
〜同じ声とは〜
・高さが同じ
・大きさが同じ
・出すときの楽さが同じ
これらが揃っている状態。
「キャラが同じ」でも「感情が同じ」でもない。
身体的に同じ出し方ができているか
実践①:まずは短いセリフで固定する
次の3つを、全部同じ感じで言う。
「……来たか」
「……そうか」
「……任せろ」
ポイント:
・声を作らない
・感情を入れない
・ただ読む
どれも同じ楽さならOK
1つだけ苦しかったら、そこが不安定
実践②:語尾だけ変えてみる
声が崩れやすいのは語尾。
次をやる。
「来たな」
「来たぞ」
「来たか」
ポイント:
・高さを変えない
・強く言わない
実践③:感情ワードを“無感情”で読む
これはかなり大事。
次を感情ゼロで。
「……怒ってない」
「……嬉しいよ」
「……悲しくない」
感情語を見た瞬間、人は勝手に感情を入れる。
それが声が揺れる原因にもなる。
文字として処理できるようになると、あとから感情を足しても揺れくい。
実践④:短文 → 少し長文
声は、長くなるほど崩れる。
順番に言う。
「分かった」
「分かった。問題ない」
「分かった。問題ない。任せてくれ」
ポイント:
・最後だけ苦しくならないか
・声色が途中で変わっていないか
実践⑤:少しだけ高さを動かす
ここで初めて「高さ」を使う。
セリフは同じ。
「……ここは俺が行く」
・少し低め
・普通
・少し高め
〜注意〜
・大きくしない
・叫ばない
無理ならすぐ戻す
「少し高め」が苦しければ、そこが今の限界点。無理に超えなくていい。
実践⑥:会話としてつなげる
一人二役で読む。
A「準備は?」
B「できてる」
A「無理はするな」
B「分かってる」
目的はチェック。
・声の出し方が変わっていないか
・役が変わっても楽さが同じか
これを一息で。
「……来たか。
分かった。問題ない。
ここは俺が行く」
・最後まで苦しくない
・声が荒れない
できればいい感じ
〜まとめ〜
・セリフが変わっても声は同じ
・感情語でも感情は入れない
・今回は安定重視




