声と呼吸
声を出すために、
整えるべきものは何か。
それは――呼吸です。
ただし、ここで言う呼吸は
「たくさん吸うこと」ではありません。
多くの人は、声を出そうとするとき、無意識にこう考えます。
「もっと吸わなきゃ」
「息が足りないから声が出ない」
でも実際は、声が不安定になる原因の多くは
吸いすぎです。
吸いすぎると、なぜ声が苦しくなるのか
息を一気に吸うと、胸や肩が上がります。
すると、身体は
「力を入れる準備」を始めます。
この状態で声を出すと、
・喉が締まる
・声が硬くなる
・最初だけ大きくてすぐ苦しくなる
こうなりやすい。
これは声帯の問題ではなく、身体全体が力んでいる状態です。
呼吸の本質は「吐くこと」
声は、吐く息に乗って出るものです。
だから大事なのは、
・たくさん吸うこと
ではなく
・余計な息を抜くこと
まず、今この文章を読みながら、ゆっくり息を吐いてみてください。
長く、静かに。音を立てなくていい。
吐き切ったあと、身体は勝手に息を吸います。
これが、無理のない呼吸です。
「息を吐いた状態」で声を出す試しに、
息を少し吐いたあとで、
小さく
「あー」
と声を出してみてください。
大きく出さなくていい。
響かせようとしなくていい。
もし声が、
・軽い
・喉が楽
・続けられそう
と感じたら、
それは正しい方向です。
声は押し出さない
声を出すとき、吐く息の上に、そっと乗せる
感覚。
この感覚が掴めると、
・小さくても通る
・長く出しても疲れない
・感情を乗せても壊れにくい
そんな声に近づいていきます。
・深呼吸を頑張らない
・吸おうとしない
・まず吐く
これだけ意識すればいい感じです
〜実践 息を吐く(5秒)〜
口を軽く開いて、
はぁ〜〜〜
と、音が出ないくらいでOK。
「吐こう」と思わず、抜く感じ。
〜実践 そのまま声を出す(超小さく)〜
吐き終わる直前に、
あ〜
う〜
どっちでもいい。
・声量はささやき+1
喉が楽なら成功




