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05


 というわけで、俺、お留守番。



 さて……どうしよ。


 リルシェさんたちも頑張っているのに、いつまでものんきしていられませんよ。


 俺なりに出来ることをやらねば。



 ソロの俺でも出来ること。


 やっぱ"異種活"推進かな。



 冒険者ギルドで受け付け嬢ユリージュナさんとアレしちゃうとか?



 いえ、アレって変なことをするわけじゃありませんよ。


 ソロでも出来そうな依頼の相談ですってば。


 いやだなあ、ひとりになった途端ハメを外したりは致しませんとも。




 それとも、新看板娘イルレーシュさんとアレしちゃうとか?



 いえいえ、アレってあっち方面のアレではございませんってば。


 ひざまくらじゃなくても親睦を深めることは出来ますから。



 えーと、もちろんひざまくらだったら尚良し、ですが。




「お手紙ですよ、ウェイト様」



 おっと、イルレーシュさん、


 いつからそこに。



「"アレしちゃう"、でしたか」



 誠に申し訳ございません……




 ---




 俺宛ての手紙は、キュルミィさんファンクラブからでした。


 何やら相談ごとがあるとかで、一度会いたいとのこと。


 以前、暴走した過激派の処分を知らせてくれたリーダーさんからですね。



 お会いしたことはありませんが、手紙の文面から受ける印象は誠実そのもの。


 キュルミィさんが看板娘から転身したきっかけを作ったのは俺ですし、


 この件についてはしっかりと話し合うべきでしょう。



 それでは、待ち合わせ場所へ。




 ---




 いつもの小さな公園、


 現れたのは、いかにもキレ者って雰囲気のイケメン眼鏡さん。



 メガネクイッが最高にお似合いですよ。


 これもまた格差社会……



 真剣な表情の眼鏡さんが語り出したのは、


"キュルミィちゃんファンクラブ解散の危機"




 キュルミィさんがショセ様のお屋敷勤めのメイド見習いとなったことで、


 これまでのような応援活動が出来なくなり、


 ファンクラブでは不満の声が高まる一方。



 リーダーである眼鏡さんも手を尽くしましたが、


 残念ながら暴走を抑えることで精一杯。


 このままでは伝統あるファンクラブも解散の憂き目に……




 いやそんなこと言われても、確かに原因の一端は俺にもあるけど、


 悪いけどそこまで面倒見きれんし、一度暴走でもなんでもやらかして、


 ニルシェ司法省のご厄介にでもなった方がいいんじゃないの。




「パートナー候補としてキュルミィちゃんが信頼するウェイトさんでしたら、あるいは……」



 パートナー候補って、あの時のひざまくらカミカミは寝ぼけ癖ですから。


 会の暴走がキュルミィさんに直接向かうなら絶対に容赦しないけど、


 そこまで腐った組織じゃないでしょ。



 この機会に暴動でもガス抜きでもやらかして、


 がっつりアタマ冷やした方がいいよ。




 眼鏡さん、肩を震わせ男泣き、


 訥々と語り始めました……



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