おっぱいホームズの事件簿02~異世界転移部編~
「おっぱいホームズの事件簿01~ホームズとワトソン~」の続編。
女性の胸を観て、胸のサイズという真相をあばく少年。
その名も、おっぱいホームズ「犬養 柴五郎」。
今回、彼は難事件を相談された。
がしかし、隣の席の女子のワトソン「孫 和登子 (そん わとこ)」を巻き込んで、相談された事件を解決させる。
「ワトソン君。科学部の凛古風部長、生きていたらしいよ」
「水素爆発で、上半身を吹き飛ばされたのに?」
学校の対応が迅速だった為、あの惨状を知る生徒は、私とホームズくらいだ。
「ん~?恋人の篠田葵さんの、お父さんって生体移植の製造とかで、有名な篠田技研だろ。色々手を尽くしたって話」
「でも、部長を爆殺したのは篠田さんなのよね。娘を殺人犯にしないために、会社の全技術力を投入したのかしら」
「さぁ?まぁ、篠田さんの献身的な介護で、部長は復帰したらしい。別の巨乳に目移りするのは、控えてるとか何とか」
「……浮気したら爆殺されるものね。復活できるならいい考えかも。痛みの記憶は残るのかしら」
「ヲイ」
このホームズ……犬養 柴五郎は、貧乳派だが、私以外に目移りするトコロがある。爆殺でもして躾けるのが正しいのかもしれない……と物騒なことを考えていると。
ガラガラガラ と、教室の扉が開き。
「た、大変だ。ホームズ教皇。あっ御本尊のワトソン様、ご機嫌うるわしゅう」
「どうした、尊師」
「誰が、御本尊かな……いきなり、私を拝むなっ」
バシっと、とりあえず、拝んでる頭をはたいた。ホームズにしろ尊師にしろ、鉄拳制裁にビクともしない。
いきなりやってきたコイツは、ヒンヌー教・尊師 無秩愛大。学園では貧乳派のナンバー2だったりする。ちなみに、ナンバー1は、おっぱいホームズのコイツだから始末が悪い。そして、グループで私をヒンヌー教の御本尊として拝みだしたりするから、よけいに始末が悪い。
「ホームズ教皇、女子異世界転移部の面子は知っていますか」
「当然だ、部員全員なかなかの貧乳。Aクラスだったと思う。ワトソンのAAクラスには敵わないが」
どこの異世界ギルドの冒険者ランクだよ。胸のカップを悪用するな。
「AAカップで悪かったわね」
「褒めてるのに、イテテ」
ググイと耳を引っ張ってやる。
ふふんっふんッ。
あの、でかいFカップは駆け出し冒険者♪
ぷぅ~クスクス♪
内心笑っていると……
「イチャついてる場合じゃないんですよホームズ教皇。その女子異世界転移部の部員達が、巨乳化しているのです。その神から授かった両目の出番です。貧乳の真贋を見抜いて下さい」
「ワトソンに、折檻されてるだけなんだが」
「べ、別にイチャついてなんか、もうぅぅううう」
なんか、腹が立つので、ホームズのこめかみを両手の拳骨でグリグリする。
「いてぇえええええ。グリグリって古典的な」
「リア充、爆発しろ」
……あ、尊師、怒ってる。
「いいですよね。ホームズ教皇は、いつっも、いっつも、御本尊のような絶壁女性とくっついてて。俺なんて……相手いないんっすよ。女子異世界転移部の子、狙っていたのに」
……やばい、イジケだした。
「わかったから、イジけんなって。で、女子異世界転移部の子は、どこにいるんだ」
「放課後になったら、部室に移動すると思います。そこを狙って、神眼で胸の真贋を確認してください」
「わかった」
どちらかというと、魔眼じゃないのかなぁ。コイツの眼。おっぱいスカウター?
それよりも。
「私の横で、他の女子の胸を凝視しに行く相談とはね」
フフフ、と笑いながら、指の骨をペキペキと鳴らす。
「御本尊さま、ご容赦を。ホームズ教皇のお力が必要なのです」
また、拝まれた。
「まぁ、こんな事くらいにしか、役に立たないものね。コイツの能力」
「ひどいなぁワトソン……」
「許可が下りたからって、顔がにやけてるわよ。っつったくもぅ」
「それじゃ、放課後よろしく」
そういって尊師は教室から出て行った。
気が付けば、昼休みの残り時間も少なくなっている。
「教室移動だっけ、急がなきゃ。ワトソン君」
なんか、上手く誤魔化された気がするが放課後はついて行くことにしよう。
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そして、放課後。
異世界に転移する魔法陣のある異世界転移部室の近くで私達は、その女子部員達がやって来るのを見張っていた。
「俺の記憶だと、部員4人共なかなかの貧乳。でも、やっぱ、一番背の低いあの娘かな~♪」
「おお、そうなのか。小柄貧乳派か、ロリコンめ」
男二人のおっぱいウォッチングに同行した愚かさを、今頃になって噛み締めていた。
二人まとめて、ボコボコにしてやりたいが、今はできないので、ぐぬぬぬと私は耐えた。
「おっ、4人揃って歩いてきた。でもホラ、4人共、胸が揺れて……」
「どれどれ、おっぱいホームズ・アイ発動」
ものすごい凝視してるよ、この男。女子達の胸を。ああ、殴りたい、蹴りたい。でも今は邪魔できない。
「……くっ、コレは。精巧だ。俺の眼でも判断できないだとっ!本物かもしれないが、最新式のシリコン&ウォーター複合式ブラ・パッドかもしれない、もっともっと観察しないと。」
ますます凝視する、おっぱいホームズ。
「もういいわ、やめなさい。私が確認してあげるから」
「……駄目だ、俺の眼の沽券にかかわる」
「シリコンタイプでも、1日以上観察しないとワカンナイのに、無理だって」
「く、ワトソンのは直ぐにわかっ、ぐへ」
ようやく蹴り飛ばした。ああスッキリ。
でも、やって来た女子4人に見つかってしまった。
「どうしたの?女子異世界転移部に何か用事?」
「いやホラ、私達も、ちょっと異世界が気になって」
言い訳する、苦しいか?
女子部員の一人が私の胸を見て「ははぁん」となっていたが
「ん~とりあえず、そこの男子二人も合わせて、適正を見ましょうか」
天然っぽい子が適正を見てくれる発言をした。
「ええ、異世界に行けたらいいのだけれども」
ここは誤魔化し切るしかない。
「「「おじゃましまーっす」」」
と、3人で部室に入る。
壁際にはダイヤルキーのついたロッカー、中央の床には魔法陣。そして、魔法陣を隠すであろうカーテンがぶら下がっていた。
「じゃぁ、部室に入って、魔法陣に乗ってみて」
「適正のある人しか、転移できないんだよ」
「わ、わかりました」
どういう原理か、わからないが適正があれば魔法陣で転移できるらしい。
ちょっと興味が出てきた。
「だ、誰から乗る?」
ホームズがヘタレた事を言い出す。
「もちろん、レディー・ファーストよ」
私は、魔法陣の上に乗ってみた。
・・・何もおこらない。
「異世界転移の適正は、ないみたいね。リア充だし?」
「アハハー、そこの男子2人もそうかも」
「俺?リア充かなぁ?ワトソンに、しばかれてばかりだけど」
今度は、ホームズが魔法陣の上に乗った。
・・・何もおこらない。
「へんっ、いつもイチャついてるだろうが。俺が行く。
ツルペタのドワーフ娘、見つけてくるんだぁああああ」
尊師が勢いよく、魔法陣に乗った。
・・・何もおこらない。
「お、俺、リア充実じゃないのに。何故だぁあああああ」
叫ぶ尊師。
「まっ、異世界がお呼びじゃないのよ、君達は」
「それじゃぁ、着替えるから、出て行ってくれる?」
部員に催促も受けたので
「ほらっ、アンタ達、迷惑がかからないうちに出ていくわよ」
「「はぁ~~い」」
二人を連れて、出ていこうとすると。
「あっ、女子の貴方は、もうちょっと居てちょうだい」
私だけ呼び止められた。
ホームズを尊師を部室から追い出して、ピシャリを扉を閉める。
「え~と、私になにか?」
「っつたく、あの二人、ヒンヌー教の2トップでしょ?」
「そうだけど?」
「で、急に私達の胸が大きくなったから調べに来たんじゃないの」
「完全に、バレてるわね」
「で、貴方も、自分の胸が大きくできれば?って魂胆?」
「確かに……興味あるわね」
ええい、私まで悪者みたいじゃないか。不本意。
「まぁいいわ。教えてあげる。でも、騒がないように協力してね。ヒンヌー教の御本尊さん」
向こう側の方が情報通だよ。ホームズ&ワトソンの名が泣くよ。
「そうね。最新式のシリコン&ウォーター複合式ブラ・パッドでも言っておけばいいかしら」
「そうしてもらえると、助かるわ」
そうして、女子異世界転移部の4人は服を脱いで、ブラジャーを外した。
ぽよよーーーーん♪ ぽよよーーーーん♪
おっぱいパッドは「転移したスライムだった件」……ということか。
「部とか学校の規則で、持ち出しちゃ駄目なんだけどね……」
「カワイイから、家に連れ帰りたいし。スライムだから影響なさそうだし」
「着け心地も、超自然で蒸れないんだぁ」
「しかも、乳首の色素まで吸い取ってくれたりするんだよ。ほらピンクでしょ」
4人が色々と教えてくれました。
「あ……はい。それ、ファンタジーに出て来る『スライム』……なのね」
「「「「うん♪」」」」
「どうも、ありがとう。納得したわ」
衝撃の事実を前にして、少し意識が飛びそうになった。
「「「「それじゃぁ、私達は、異世界に転移するから。後はよろしく!」」」」
ダイヤル式の鍵付きロッカーに荷物、服、下着を入れた彼女達は、全裸&スライムだった。
「転移はね、肉体だけしかできないの」
4人を乗せた魔法陣が輝いている。
「もし、さっき貴方が成功していたら、魔法陣の上に服とか下着だけのこっ……」
最後の話をしていると……
「おーい、まだなの?」
「やめろって」
ガラガラガラっと、尊師がホームズの制止を聞かずに扉を開ける。
私は必殺技の一つ、跳び後ろ横蹴り金的を尊師の股間にめり込ませた。
ぐしゃり、ブチュ、ブチュ。
「ぐへぇ……」
振り返ると、彼女達の転移は、終了していたようだ。尊師の覗きは未然に防ぐことができて、ほっっとしたのも束の間……
普段から蹴られて鍛えられているホームズの股間とは違い、尊師のは脆弱だった。複数層の膜で守られているというタマタマであるが、今回、足から伝わっている感触は、何かが2つ破裂するような独特の感触だった。
「ヤバイ、力加減ミスったかも」
「そ、尊師。大丈夫かぁああああ」
尊師は白目を剥いて泡を吹いている。とりあえず部室内に引きずり込んで寝かせた。
「……脈がない。激痛によるショック性の心臓停止だ。ワトソン手伝え」
ホームズが尊師に心臓マッサージを始める。
「はぁ、はぁ、はぁ。交代」
「うん……、やりすぎたゴメン動いて」
私は、ホームズのマネをして、体重をかけて尊師の心臓を押す。
結構な重労働だ。
でも、どうにか、心臓が動き出した……
よ、よかった。
「心臓、動いたわ」
「よし、これで、一安心」
そう言ったホームズは、尊師の股間が腫れあがっていることに気づいた。
「あぁ、コレは。大変だ」
ホームズが、尊師のズボンとパンツをずらして、股間を確認していた。
でかい、タマタマがでかい。一昨日見たホームズのソレが、そら豆2個くらいだったのに、尊師のタマタマは野球ボール2個くらいになっている。男子のタマ袋って、こんなに伸びるんだ。
「だっ大丈夫なの。ソレ」
私には、ついてないから分からない。
「いいや駄目だ。多分、両方とも摘出になると思う」
「え?そんな……潰しちゃったの私、二個とも」
私の頭に絶望がよぎった。
尊師がタマ無し子無しになっちゃう。
そして、内臓破裂……殺人未遂……。
「あらあら、孫和登子さん達。金的で大変ね。父の施設に連れ込めば、何とかなるかも」
私達以外、誰もいなかった部室に、篠田葵が、突然現れた。
「篠田さん、どゆこと?」
「うん、手配してあげる、心臓は動いているのね」
「でも、タマタマが両方とも……」
チラリと、野球ボールが2個詰まった尊師のお稲荷さんに視線をやる。
モザイクからはみ出る大きさなどと冗談を言っている場合ではない。
「大丈夫よ。こないだ爆殺した部長の下半身が、まだチルト保存されているから、そこからタマタマを移植すれば、何とかなるんじゃない?」
「え?でも、部長、生きてたんじゃ」
「今の部長はクローンだから。私に従順♪私も殺人犯にならずに済んだしね♪助けてあげる代わりに、そのことも内緒よ。爆殺後のフォローよろしく。」
「「……わ、わかりました。篠田様」」
「もう少しで、無秩君が、ないチン〇ン君になるところだったものね」
タマタマだから違うと思う……と、ツッコミを入れることもなく、ホームズと私は、他の生徒に見つからないように意識のない無秩愛大尊師を、異世界転移部の部室から学校の外まで運び、篠田技研と書かれたワンボックスの担架に乗せた。
ワンボックスの車は、どこかの施設へ尊師を運んでいく。
「まぁ、爆殺された凛古風部長も蘇らせたんだ、大丈夫。心配ないって」
「うん、そうだよね、大丈夫だよね」
そうして、ワンボックスの車は、私達から見えなくなった。
(おしまい)
ニーズとかプレイスタイルの違いから、「異世界転移部」は、男子異世界転移部と女子異世界転移部に分かれています。
何する部活かって?異世界に転移して、あんなこと、こんなことする部活ですよ。小説家になろうで、そんなことを聞くなんて、貴方も野暮ね。
必殺技とは……「必ず殺す技」ですからね。死んじゃいましたね。
篠田さんが、タイミング良くあらわれるというミステリー。口止めのために、狙ってたんですよねぇ。殺した相手を、クローンで生き返らせて元通りにしたら、完全犯罪になるんですかね?