第1話 神技
「ホーシ…ですか…?ホーシとは何なのでしょうか?」
「うむ、ズバリ、奉仕じゃ。なるほどのぅ、奉仕の神とは、面白い!」
「ほ、ほうし…」
キューブはあからさまにガッカリしている。
「気を取り直すのじゃ!神職はさらに進化してゆく。どう化けるかわらかんのだ。かくいう私も一番初めは「授与の神」などというわけのわからない神職だったもんだ。」
「は、はい!ありがとうございます。」
キューブは、観覧席で待つサンバの元へと戻っていった。
「奉仕だってねぇ。初めて聞いたわよ。これからも頑張ってねぇ。」
「ありがとうサンバさん。でも、こんな地味な神職だなんて…少しガッカリしちゃったよ。」
「神職は進化するものよ。あなたが「奉仕」を極めればワンランク上の神職を司るようになるわ。だから、今はこの「奉仕」と真摯に向き合うのよ!」
「そうだね、何になるかわからないですもんね!」
「とりあえず家に帰りましょう。」
キューブとサンバは聖堂を後にして、外で待つペガサスの元へと歩いた。そしてホーシはさりげなくペガサスの背中を撫でた。
「うわぁっ!」
撫でた手からオーラが滲み出た。
「キュープ、これがオーラだよ!「奉仕」を行ったんだよ!これが神技だよ。」
神技を受けたペガサスは、はるか天空に向かって鳴き声をあげた。
「これが、神技…「奉仕」…スゴイ力だ…サンバさん!僕、頑張ります!」