File 1
「マスター、ありがとうございました。」
「お礼はいいから、いいひと捕まえてね。」
次の日、入会金を払ってもらったのにお礼も言えていなかったから、いつも通り定時で会社をあがって、いつも通り喫茶店に行った。
どうして私なんかによくしてくれるのかと聞いてみたけど、マスターは笑うだけでしっかりと答えてはくれなかった。
「こんなところに来てないで、行けるだけ行きなさいよ。」
「はい…。」
親に言われてもただただムカツクだけのセリフでもマスターから言われると、本当にそうしなきゃなという気持ちになった。
ずっと逃げてきたけど、頑張ろう。本当に結婚したいと思える人に出会おう。
どうかんがえても普通ではない婚活なのに、すでにその状況にも慣れてしまった私は心の底からそう思っていた。
(アーサー様より、カップルクエストのリクエストが来ています。
【アーサー(38)】
レベル XXXV
能力 剣士
体力 102354
攻撃力 254620
リクエストをお受けしますか?)
そう決意した時、シェルさんからメッセージが来た。
アーサーさんって昨日の…。
アーサーさんがどんな人なのか、どうして私にリクエストなんてくれたのか。全然わからなかったけど、でも初めて個人的に要求がもらえたようでなんだかとてもうれしかった。
(お受けします。)
(了解しました!では、明日の18時に来られますか?)
できるだけたくさん参加しないと出会える人にも出会えない。前向きな気持ちが折れる前にと私はすぐにシェルさんに返事をして、明日早速はじめての”カップルクエスト”というものをすることにした。
その日は家に帰ってもなんとなく頭がボーっとしていた。まるで遠足の前の日の子供みたいにウキウキする気持ちと、こんな嘘みたいなところでこのまま婚活続けて自分大丈夫なのかなというアラサーOLらしい気持ちがずっと戦い続けていた。
☆
「お待ちしておりました!」
やめとけばいいのに、私はやっぱり時間通りギルドに来ていた。3回目にしてもはやシェルさんやこの場所に慣れてしまっていることに気づいた私は、自分の適応能力をほめてあげたくなった。
「では、初めてのカップルクエストに行ってもらいます。
今回は相手からのリクエストなのでマリルは必要ありませんが、
もし自分からリクエストを送るときは100マリルが必要になります。」
「はい…。」
「ではこちらが今回のクエストです。」
慣れた様子でシェルさんはアニメでよく見る指名手配犯の手配書みたいな紙を渡しに手渡した。その紙には”テンダーの森でアシリーの実を摘んでくる”と書いてあった。
「ヒョリンさんはまだレベルも低いですし、
先方はゆっくりお話がしたいとのことだったので、
今回のクエストはちょっと緩めになっています。」
「いちご狩り、、、。」
テンダーの森の意味もアシリーの実の意味も全然わからなかったけど、要は”いちご狩り”だなと思った。会うのはまだ2回目なのにいちご狩りなんて普通の結婚相談所じゃありえないだろうな。冷静にそう考えながら、私は早速昨日と同じ扉を開いてクエストに向かった。
「ヒョリンさん、リクエスト受けていただいてありがとうございます。」
「いえいえ。」
ドアを開けるとそこにはすでにわたしを待ってくれているアーサーさんがいた。会うのは2回目だけど、2人となると少し緊張している自分がいた。思えば男性と2人で時間を過ごすのは何年ぶりだろう。そう考えたとき一瞬岸田の顔が浮かんだけど、既婚者なんてノーカウントだ!と自分で自分に喝を入れた。
「早速行きましょうか。」
クエストペーパーの後ろにはちゃんと地図が書いてあったけど、そんなのを見ることもなくアーサーさんはどんどん進んで行った。
この人相当慣れているな、いい人そうなのに。
ゲームではレベルを上げるとすごく頼りになる人なのに、ここの世界ではただたんにレベルをあげることがいいことではないらしい。私はシェルさんから聞いた昨日レベルⅤになると能力がつくという話を思い出して、どうにかその前に卒業したいとまた願った。
「ヒョリンさん、どうでした?この間のクエストは。」
歩き始めると自然とアーサーさんは私に話を振った。やっぱりこの人慣れてるな、女性にも。そう思うと私の警戒センサーは反応して止まらなくなってしまった。
「色々と衝撃でした…。」
「そうですよね~。僕も初めての時はそうでした。」
初めは警戒したもののアーサーさんの話はとても面白かった。今まで自分がしてきた経験を語ってくれて、”ここ”のことを詳しく知ることができたし、自分で経験したらきっとハラハラしかできない経験が、人から話を聞くことによって”ワクワク”する話に変わった。
あれ?もしかして私一人目でギルド卒業かも…?
私は久々に手ごたえを感じて一人舞い上がりながらアーサーさんの話を聞いた。
「あれは~いつだったかな。
前みたいにゴブリン退治に言ってた途中で
10mくらいあるモンスターが出てきたんです。
あまりに大きくてさすがに驚いたな~。」
「10m…。恐ろしいですね。」
“モンスター”なんて3日前まで見たことのない私は、10mある怪物を想像してぞっとした。でもアーサーさんはとても目を輝かせながら話をしていた。
「そうでしょ?でもね、僕が機転を利かせて
そのモンスターの背後から頭頂部まで登って、頭を突き刺したんです!
そうしたらもう一瞬でバタッと倒れちゃって。
意外と簡単でしたよ。」
アーサーさんの話は武勇伝が多かった。でもまあたくさんの戦いを超えてきたんだしなと止めることなくその話を聞き続けた。
「着きました、ここです。」
しばらくすると森らしいところにたどり着いた。でも”アシリーの実”っぽいものはどこにもなくて、私はキョロキョロと周りを見渡した。
「アシリーの実は森の奥の方にあるんです。」
そんな私の気持ちを汲み取ってアーサーさんは言った。何も言わなくても気持ちを汲み取ってくれるところに私はキュンとしてしまった。
―――あ、今アーサーさんのアピ力絶対あがった。
「森の中にはゴブリンほどじゃなですけど、
色々なモンスターがいるので気を付けてくださいね。」
そんなこと聞いてない。
完全に今回のクエストを”いちご狩り”だと思っていたのに、現実はそこまで甘くなかったらしい。私は一気に不安な気持ちになって初めてのクエストを思い出しながら装備を整えた。
森を進んで行くと確かに小さなモンスターがたくさん現れた。ほとんどはアーサーさんが倒してくれたけど、倒しきれないモンスターを私は見よう見まねで切っていった。
「やっぱり才能ありますよ、ヒョリンさん。」
「そうですか、ね。」
こんなところで才能なんて発揮してどうするんだ。私はそう思いつつも無我夢中で森を歩き進めた。一方アーサーさんはこんなの余裕って顔をしてスタスタと歩みを進めていた。
その横顔がとてもかっこよく見えたのは、きっと吊り橋効果のせいだと言い聞かせた。
「あ、ありましたよ。」
アシリーの実は想像していたのとは全然違ったレインボー色をした実だった。レインボーに色が変わっているのが熟れているという証拠だとアーサーさんは教えてくれた。
「たくさん取れましたね。
これでマリルがたくさんたまりそうだ。」
「実も売れるんですか?」
「もちろん!大変なところにある実ほど値段が高いんです。
アシリーの実は残念ながらそこまでなんですが、
ここまで熟れてたらきっといい値がつきますよ。」
ほとんどアーサーさんのお手柄なのに、アーサーさんは私と実を半分にしてくれた。
そんな誠実な姿を見て、ああ、またアーサーさんのアピ力あがったな~なんてのんきなことを考えた。
「そうだ、一つ食べてみましょうか。」
「え、食べれるんですか?」
「もちろん‼ジューシーでおいしいですよ。」
そういうとアーサーさんは腰についている短剣を取り出して、実を器用に切って分けてくれた。レインボーの実の中身は輝くような赤をしていて、レインボーの見た目を見た時は食べるのを少しためらったけど、私は迷わず手渡された実を口にした。
「…え、おいしい。」
「でしょ?」
アシリーの実はイチゴのようなオレンジのようなレモンのような。言い表せないけど甘酸っぱくてみずみずしくて、今まで食べた果物の中で一番おいしかった。私がそのおいしさに驚いているとアーサーさんはとてもうれしそうな顔をした。
☆
「では、ヒョリンさん。今日もありがとうございました。」
「こちらこそです。」
帰りは一番便利だという街の近くのセーブポイントまでアーサーさんが連れていてくれて、私は日常にもどった。
「ヒョリンさんおかえりなさい~どうでした?」
「楽しかったです。」
「初めてヒョリンさんから前向きなコメント聞けました~!うれしい。」
いつも通り待っていてくれたシェルさんは大げさに喜んで、いつものカウンターに座るよう促した。
「さあ早速ですが、今回取得したアシリーの実はすべて売りますか?」
「はい、お願いします。」
「かしこまりました~!
ではその売り上げを含めてレベル更新しますね!」
この摩訶不思議な場所にも、もう慣れてしまった私の様子を察してか、前より手際よくシェルさんはキーボードを叩いた。
【ヒョリン(28)】
レベル Ⅲ
能力 ――――
体力 150
攻撃力 150
アピ力 100
マリル 500
「わぁ!アピ力すごく上がってますね!」
「…ほんとだ。」
アーサーさんは一体どこでキュンとしてくれたんだろう。考えてみてもわからなかったけど、少なくとも好印象を持ってもらえてそうで安心した。
「いかがです?アーサーさんは。」
「いい方だと思います。」
「わぁ~!ヒョリンさん本当に順調ですね。」
シェルさんはまた大げさに喜んで何かをパソコンに入力した。やっと結婚相談所っぽくなってきたなと思った。
「後日、アーサーさんから次回また
カップルクエストをしたいかどうかの連絡がきます。
もし来た場合は無条件にお受けしていいですか?
それとも一度検討してから返事ということにしましょうか?」
「いいえ、受けてください。」
特に今の時点で誘いを断る要素はなかった。私は二つ返事でOKをだして、シェルさんは嬉しそうにそれもシステム内に入力した。
「ところでヒョリンさん、他のユーザーさんから
ギルドカフェでのお見合いリクエストが来ていますが、
そちらはどうしますか?」
「ギルドカフェ?」
「あ、すみません。説明がまだでしたよね。」
シェルさんはとても無邪気でかわいい人だけど、この抜けた感じに私は何度かすでに苦しめられた。でもそれでも恨めないのはシェルさんのアピ力が高いからだろうか。自然とそう考えていた私の脳は、すでにこのギルドの一員だった。
「カップルクエストより気軽にお話やお茶のできるカフェです。
気になったユーザーさんがいたら一度お話をして、
気が合いそうだったらクエストに行きましょう
という流れを取ることができるんです。」
なるほど、普通の結婚相談所っぽいシステムだな。
今回は一度会ったことがあったからよかったけど、初めての人と毎回クエストに行かないといけないとしたら、信頼もできていない相手とクエストをクリアするなんて到底無理な気がした。カフェで数回会えるなら慎重な私にはピッタリなシステムだと思った。
「う~ん、でも…。」
気軽なシステムといえど、少しでもアーサーさんのことをいいと思っている以上、そこに行くのはなんとなく失礼な気がした。婚活なんだからそんなわけないんだろうけど、でも初心者の私は2人の男の人との関係を一気に進めるなんて想像できなかった。
「今回はやめておきます。」
「了解しました!
理由は時間が合わないとしておきますね。」
「ありがとうございます。」
いっとけばいいのに。
どこかで私の中の私がそう言っていたけど、そんなに器用ではない自分を自分が一番理解していた。そんな私の性格を言わなくても全部理解したかのように、シェルさんはいつもの様子でそれもまたシステム内に入力をしていた。
☆
後日、めでたくアーサーさんからスキルアップクエストの申し込みがあった。スキルアップクエストとは、自分のレベルを上げるための練習のようなものだ。自分よりはるかにレベルが低い私を誘ってくれるということは、自分のスキルアップのために行くのではないということは私にも理解できた。
なんだ、一歩婚活に踏み込んだらこんな順調に進むんじゃん。
私は余裕すら感じながら、約束の日に約束のセーブポイントに向かった。
「ヒョリンさん、また会えてうれしいです。」
「私もです。」
なんだかちょっとくすぐったくなるような挨拶をして、私は初めてのスキルアップクエストをしに街にむかった。
「わぁ、すごい。」
初めて行く街は、おもったよりずっと栄えていた。
私たちのように耳がとがっていたり猫耳がついていたり、それだけでなく、見た目はモンスターと大して変わらないようないろいろな形をした”住人”が自由に商売をしていたり、遊んでいたり、日向ぼっこをしていたり…。まるで映画の中の世界に飛び込んでしまったような気持になるような異世界を私はキョロキョロとあたりを見渡すので精いっぱいだった。
「すごいでしょ。」
「はい、普通に街ですね。」
「うん、街だね。」
私の語彙力のないコメントにも丁寧に返事をしてくれたアーサーさんは、色々と街のことを教えてくれた。
「ここがギルドカフェで、ここが武器屋さん。
マリルがたまったら来るといいよ。」
聞いてみるとギルドカフェは、別に予約がなくてもいってそこに来た人と出会うという気軽なこともできるらしく、なんだかそれは思い描いていた”自然な出会い”に近い気がして心が躍った。
「ヒョリンちゃんには行ってほしくないけどね。」
そういえばいつの間にかため口になっていたアーサーさんのセリフは、スッと私の心に入ってきてその割にとても心を揺らした。こんなに気持ちが揺れたのは本当に久々だ。自分の顔が赤くなっていないか確かめたくなるほど火照る顔をどうやって沈めたらいいのか、私は久々すぎて全然わからなかった。
「さ、ここが道場だよ。
いこっか。」
スキルアップクエストなんてかっこいい言い方をしているのに、場所は”道場”なのか。なんだそれはと思いつつ私はアーサーさんの後ろについて行った。
道場の中はいくつか個室に別れていて、その空間でモンスターに見立てた敵を倒していくことでスキルアップをしていくような構造になっていた。アーサーさんは予約していた個室に入って色々と要領を教えてくれた。
「ヒョリンちゃんはきっと才能があるから、
基本的なことを今日は教えてあげるね。」
「ありがとうございます。」
本気で戦闘をする気はさらさらなかったけど、基本を教えてもらうことに越したことはないと思った。その言葉通りアーサーさんは出てくる敵に対してどうやって剣をふるのか、どこを狙えば効率的なのか、仲間と闘うときはどうしたらいいのか。たくさんの基本をとても詳しく教えてくれた。
「んで、こういう軟体系のモンスターは足が急所だから一本一本狙って…。」
モンスターによって基本的な倒し方が違うらしく、新しく出てきたタコみたいなイカみたいな柔らかそうな体をしたモンスターを倒すにはどうしたらいいのか、今まで通りアーサーさんが説明してくれようとしたとき、急にそのモンスターが私に向かって襲ってきた。
びっくりしたけどアーサーさんに教えてもらった基本的なことを思い出しつつ、その軟体のモンスターの頭の下の方に見えたくぼみのようなところに剣を突き刺した。
「すごい…。」
全然長い剣ではないけど、少し切ったくらいの感覚であっという間に軟体モンスターはキラキラと消えていった。
「アーサーさん!ここの方が早く倒せそうですね!」
これからこいつの足を一本一本切っていくのかと思ったらなんだか途方もなく時間がかかりそうだったけど、一瞬で自分がモンスターを倒せたことに興奮してアーサーさんに報告すると、アーサーさんはなんとなく浮かない顔をしていた。
「アーサーさん…?」
「よかったね。」
今までにこやかで穏やかだった空気が嘘みたいに不機嫌になったのを私でも感じられた。私何か悪いこと言ったかなと疑問に思っているうちにたくさんのモンスターが一気にやってきた。そういえばこのスキルアップクエストは、ある程度色々な種類の敵を倒すと最後にそれが全部襲ってくると始まる前アーサーさんが言っていた。
私はアーサーさんの態度を気にする暇もなく、次々と襲ってくる敵を倒すので精いっぱいになった。
☆
「疲れた~!」
終わってみてもアーサーさんの不機嫌な空気は変わらなかった。私はこの場を少しでも盛り上げようと大げさにそう言ったけど、そのセリフすら無視されてしまった。
それからはさすがに私も何かを発する勇気がなくて、ただただ今回のスキルアップクエストの評価シートが印刷されるのを待った。
(38体退治、技に荒はあるが成長の見込みあり)
評価シートには今回のスキルアップクエストに対する評価が文字通り印刷されている。私は自分が気づけばたくさんの敵を倒せていたことにただ感動を覚えた。
「アーサーさん!私アーサーさんのおかげでたくさん倒せました!」
少しでも空気を変えようと明るくそういうと、アーサーさんの顔色が少し明るくなった。
「いったでしょ、ヒョリンちゃん才能あるって。」
「いやいや、アーサーさんの教え方がうまかったんですよ!」
また大げさにそういうとアーサーさんはとてもうれしそうな顔をした。
「僕って実はユーザーの中で月間ベスト5に選ばれたこともあるんだ。
そんなつもりはなかったけど、知らないうちに強くなっててさ~。」
「へ、へぇ…。」
とても得意げにまた武勇伝を語り始めたアーサーさんに私は唖然とした。そのまま私が唖然としていることをいいことに、アーサーさんは自分の伝説をどんどん語っていった。
「今回だって20体も倒してるしね~。」
…え、20体?
教えてもらっている時間があったからハンデがあったにせよ、私の方が敵を倒してしまっていることは、なんだかちょっとまずい気がした。私はとっさに評価シートを自分の後ろに隠して、そのままアーサーさんの言葉に耳を傾けた。
「ヒョリンちゃんも練習すればもっと倒せるようになるよ。
今回は何体倒したの?」
「えっと…。」
想定していた最悪のシチュエーションを導いてしまった。私は何とかごまかそうと上の空のまま言葉をつないだけど、しまいには「評価シート見せてよ!」とアーサーさんにシートを取り上げられてしまった。
「38…。」
「いや、でもアーサーさん、わたしに教えてくれてた時間があるし、
全部アーサーさんが教えてくださったおかげですっ!
わたしなんか…。」
「レベルⅢのくせに。」
小さい声だったけど、アーサーさんがそう言ったのを私は聞き逃さなかった。
そして私は思った。
―――こいつ、めんどくせぇ。
それからアーサーさんは一言もしゃべらないままセーブポイントで姿を消した。
「あ~せっかくいい出会いだと思ったのに。
自分好きすぎ。プライド高すぎ。」
私は自分を納得させるように独り言を言って、自分の世界に帰った。結婚相談所に行けば簡単に相手が見つかるのかもと思った私の希望は儚く散っていった。
後日絶対来ないと思っていたのに、アーサーさんからカップルクエストのリクエストが来たけど、丁重にお断りさせてもらったのは言うまでもない。
【自分が一番大好きオトコの襲撃の成果】
レベル Ⅲ→Ⅲ
能力 ――――
体力 50→150
攻撃力 100→150
アピ力 15→100
マリル 100→500