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月光PRINCE  作者: 紅い雪
8/10

異世界召喚-ⅱ

「…うぁっ…はぁ…っくそ、」


なんだよ、これ。何がどうなってんだよ…っ


(お願いっ…!)


ジジジッジジ。


電子音と流れるこの子の声は、なんだ。


聞いたことある筈なのに、思い出せないのは何故だ。


このゲームからか


「声っが……」


この、ゲームから…っ。


圧力に押しつぶされて地面に這い蹲う体勢で、投げ出されたゲーム画面にやっとの思いで指先を触れる。


とにかく、ミーナをっ


「召かーーっ…」


…召喚?







* * *









ガヤガヤとうるさい背中。




人っ子1人いない正面。




あれ、俺確か倒れたままだったんじゃーー…。


「っ…え」


振り返ると、目の前に広がるのは、


町。町。町。


いやいやいや、さっきまで人っ子1人…


「はぁ?!」


正面に体を戻すと、町。町。町。


360度、似た景色が広がっている。


「はぁぁぁあっ!?」


なんじゃこりゃ!意味わかんねぇよ!


頭の痛みは…消えてる!


声も聞こえねぇ!


固定されたように持っていたゲーム機もない。


「そうだ!空!………は?あ、青い…。」


おおおお、おお落ち着け俺!!


そう、話されているのは日本語。


よしOK。


これで言葉は通じるな。


つーかここ、何処だよ…


服もブレザーのまんま。


持ち物もまんま。


変わったのは景色と人?


舞台はロンドンか?英って所か…。


は?ロンドン?随分と古風だなぁ


さっきまでの出来事を冷静に思い出す。


ゲームの舞台は英…。


もしかして、これって…。


そのもしかしてか?!


これって…まさか、


「異世界召喚ーーー?!」





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