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月光PRINCE  作者: 紅い雪
6/10

RPG〜参〜

「ただーいまー」


返事が返ってこないことを知りつつ家に入るなり、カバンをドサッとソファーに投げると勢いで跳ねて床に落ちた。



「あーーもうダメだ!」



ありえねぇくらい疲れた…。



なにかしたって訳でもねぇし、むしろ授業だってこのゲームばっかでろくに頭も使ってねぇのに。



右手に固定されているかのように、ずっと握っている。




辞められないくらいドはまりしてんな、俺。




ソファーに寝っ転がり、つけっぱなしのゲーム画面を再び進めた。




stage38。




まさか1人でここまで進められるとはな。




いくらステージがアップしても、それほど難しくもならないし、攻略本が必要になる訳でもない…




むしろステージが上がっても何一つ変わっていない気が…まぁいいや!





ちょちょいと済ませて目指すはステージ100!!





龍己の奴びびらしてヤローっと。





「…ぁ、やべぇもう減ってきてんじゃん」



体力回復すんの忘れてた…残りは53…とりあえず1回だけ回復しとくか。




夢中になって進めていると体力が回復してない事に気づいた。




回復方法は1つ。




ガチャを回す。




「ガチャを…?」




なんでだ?普通何かを手に入れてそれが回復要素になるのが普通のゲームだろ。





変なの…





そう思いつつもガチャを回す。





電子音と共に来たのは激レアの文字。





「よっしゃぁ!可愛い子ゲット!」





名前は、ミーナ

属性は…




「へぇ、魔法タイプか。初めてだな」




今まではみんな剣士だったのに。





「魔法タイプは、魔具を使い発動…する。1つの魔…具につき?…使用時間は5分以内…身に付けると魔法が発動…」





なんだこれ、ヤケに細かいな。




つーかこれ、俺が知る必要あんのかよー余計な事ばっか長々と説明しやがって。





「はぁ…」





おっ、回復した。




体力93!流石激レア!ラッキー




いーなやっぱゲームって俺まで疲れ飛んだ気分だぜ




お風呂に行くも、何をするにもゲーム片手だった俺。




気づけば時刻は12時を回っていた。





「流石にやべぇよなぁ」






明日学校だし、そろそろ終わるか…






そう言いつつもゲームから目が離せない俺はそのまま寝落ちした

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