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月光PRINCE  作者: 紅い雪
2/10

男子高校生の日常ⅱ

目が覚めるとそこにはいつもの光景が広がっていた。


クリーム色の壁にカーテンから漏れる光。


なんだろ…不思議な気分だ。


いつもの光景なのに、頭がついていけないみたいに変になる。


なんの夢を見ていたっけ?


そう思い部屋を見渡すとふと目覚まし時計が目に入った。


長い針は12をさしている。


因みに短い針は2時をさしていた。

一瞬焦ったが、昼の2時にしては弱い光にすぐさま察した。


「…壊れた…」


正確な時間を知ろうと携帯を見る。


「……うそん!」


時計は8時過ぎ。


残り25分で学校につかなければならない。

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