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陰謀の果てに

「彼の者らの引き込みは現状にて不可能となった、関係修復の良案も浮かばん。しかし、予は彼の者らの持つであろう武力を見逃すことができない、何より他国にわたるのが恐ろしい・・・であるならば、だ。やむを得ん、武力にて拘束して無理やりにでも協力させろ。できなければ“殺せ”。」


エルディラント公国国王ダルクロウム・エル・エルディラントはほとんど表情を変えず、そしてその目に冷徹な光をにじませながらそう言った。先ほどまでの穏やかな笑みで勇者に救いを求めた彼は幻だったかのように存在しておらず、今そこには国のために冷酷な判断さえ下せる為政者がいるだけだった。


「はっ! お任せください!」


先ほど国王にガルジセアと呼ばれた騎士は王の言葉に従い兵たちに合図を送る。すると、謁見の間に待機していた兵たちが勇者たち三人を半包囲するように展開し、勇者たちの後ろにある扉からも何十人かの騎士が入ってきた。


「うーん、囲まれちゃいましたねぇ。皆さん殺る気満々ですね」

「・・・そのようだな」

「どどど、どうしましょう!?」


しかし、そんな状況でも魔術師アインは人を食ったような笑顔でニコニコと周りを見ているし、グランディルも平然としていた。あわてている様子の優斗のほうがなぜか場違いみたいに見えてしまう。

もちろん騎士たちにとっても威圧を兼ねた包囲であるので落ち着き払っている二人の反応は面白いものではない。更に威圧をするため武器に手をかけ臨戦態勢へと移る。


「おやおやおや、こらえ性のない人たちですね?」

「ふむ、抜いたか」

「な、なんでそんな冷静なんですかぁ!」


人生で初めて自分に本物の武器を向けられた優斗は恐怖でどうにかなってしまいそうだというのに、あまりにも動じない二人に思わず大声を上げてしまっていた。この二人は今がどういう状況かわかっていないのか? と、そう考えてしまうのも仕方がないだろう。

そうしていると、先ほどは国王の横に控えていたガルジセアと呼ばれていた騎士がその赤髪を靡かせて三人の前にやってきた。


「私は近衛騎士団団長ガルジセア・ウィンブロム。悪いことは言わない、抵抗するな、さもなくば殺す。」


あっさりと言われたその台詞に優斗は更に怯えを強くする。彼の銅色の瞳が本気の言葉であることを雄弁に伝えてくるからである。

しかし、それでもまだ二人は動じない。アインは笑顔のままに、グランディルは無表情に近衛騎士団団長の殺意を秘めた目を見返している。そんな二人の様子に不気味なものを感じている中、当のアインはどこか上機嫌で話し出した。


「あの聖剣を使うなんて人間として死ぬのとそう変わらないと思いますがね? ・・・グランディルさんこの場を切り抜けることは可能ですか?」

「・・・いや、私一人ならともかく誰かを守りながらでは不可能だ。」


その言葉に優斗は顔を真っ青にする、この中で自分が一番足手まといになっていることがわかるからだ。つまり自分がいるせいで突破ができないということ。・・・あまりにも不甲斐なかった。

そしてアインはその言葉を聞いてあっさりと方針を決める。


「なら有象無象は私が受け持ちましょう。グランディルさんはそこの近衛騎士団団長のお相手をしてください。」


その言葉にグランディルはわずかに目を細め、有象無象といわれた周りの騎士たちは怒りもあらわに殺気を向けてくる。優斗も近衛騎士団団長も驚きに目を見開いている。


「・・・可能か?」

「ええ、間違いなく。・・・ところで優斗君」

「はい!?」


あっさりとそれをグランディルが了承したところでアインが優斗に声をかける。自分に話が振られるとは思っていなかった彼は驚いた声を上げる。


「優斗君はこの場をどう収めたいですか・・・・・・・・・?」

「え・・・?」

「・・・よくないですね。流されるまま、というのはよくありません。たとえ力が足りなくて自分ではどうしようもないと思っても自分の行動は自分で決断しなさい。」

「自分で決断・・・」

「そうです、力が必要なら私もできる限り力を貸しましょう。ですが、君の行いは君自身が選ぶべきだ。」

「・・・・」


優斗は目が覚めたような気分だった。そもそも自分が誰かを救いたいと、勇者でありたいと、二人を巻き込んだようなものだったのだ。それなのに二人に頼って自分は何もしないなどというのは馬鹿げている。

更に言うなら自分の意思もなく流されるだけの人間が誰かを救おうだなどと、とんだお笑いぐさだろう。

優斗は覚悟を決め、二人に自分の意思を告げる。


「グランディルさん、アインさん、お願いです。僕は自分では何ができるかわからないけど、それでも誰かを、悲しんでいる人を救いたい。以前の世界じゃ、だめだった、助けられなかった・・・・・・・・。でも諦められない! ・・・そのためにも僕はこの世界を知らなきゃいけない、こんなところで捕まっていられない。だからお願いします!! ここから連れ出してください!!」


それは、悲痛な叫びにも聞こえた。自分ではどうにもならない、けれど諦めることはもっとできない、と。なんの力もないくせにそれでも誰かを救いたいと願うその姿は人間の美しい姿そのままだった。それは公国の誰かにさえ「美しい・・・」とつぶやかさせるほどのものだった。


(おお・・・凄いな。絵になる光景だ、まさしく“勇者様”って感じだ。・・・さて、ちょっと予想の斜め上をいかれたけど問題ない、元々目立たせるつもりだったからむしろ好都合だ。それに自分の意志で脱出することをしっかりと言わせた。これで後のフォローも楽になるな。)


勇者の意思を引き出した張本人であるアインはそんなことを思っていた。そもそも彼は後で何だかんだと文句を言われないために、朝倉優斗を目立たせるために、という二つの狙いがあって話を振ったのだ。朝倉優斗が目立てば目立つほどに面倒事が遠ざかると思っているため、予想以上の結果を出したことにさらに上機嫌になった。


「ふ・・・任せろ。貴公に立ちふさがる障害は私がすべて破壊してやろう」

「ええ、任せなさい。君には指一本触れさせやしませんよ」


グランディルとアインはそう答え、優斗を守るように前に出る。すると待っていたのか一人の騎士がやってくる。三人を謁見の間にまで連れてきた男、第二騎士団副団長モルス・フォルレンだ。彼はその青色の瞳に嗜虐的な色を残しながら楽しそうに話しかけてきた。


「やあ、お話は終わったかい? とても感動的な話だったよ。涙が出ちゃうところだったね! でも残念、君たちはどこも行けやしないさ。勇者君はともかく君たち二人は戦えそうだから、悪いけど死んでもらうよ?」


彼はそう言うや否や手にした騎士剣でアインに斬りかかる。魔術師は遠距離でこそ強力な力を持つが剣の間合いに入ってさえしまえばただの雑魚・・・そう思っているからこそ絶対の自信を持って剣を振り下ろした。

事実、アインは日常生活で運動するタイプではなかったし運動神経に優れているわけでもない。前の世界で喧嘩などしようものなら優斗にさえぼこぼこにされるだろう。しかし・・・


「・・・んなっ!?」


モルスが驚愕に目を見開く、アインはあろうことか振り下ろされた剣を右手一本で受け止めた・・・・・のだ。




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肉体を鍛えているわけでもない人間が素手で剣を受け止める。明らかな異常だ、これにはもちろん理由が存在する。


アインは聖剣を見た時点で戦闘になることは避けられないと考え、密かに準備を進めていた。騎士たちが扉を開けて謁見の間に入ってくるのに合わせてこっそりと魔術を詠唱していたのだ。詠唱は騎士たちの立てる音にかき消され誰にも気づかれないうちに魔術は発動した。

そしてその時、魔術がトリガーだったのか唐突に理解したのだ。


(間違いない。俺はPWOのアインとしてここにいる! 魔術も、スキルも、ステータスも、種族も! 俺の体はアインとしてのものだ!!)


この事実はアインの、いや、その中身である高橋一馬の心に多大な安心をもたらせた。これほど頼もしいことはないと、アインとしてならばこの程度のことは危機のうちにも入らないと。

アインがずっと笑顔でいたのは心に余裕ができていたからだ。そして彼は更に気づく。


(今思うと俺が冷静だったのは精神値が高ステータスだったからだな。あとは、知力ステータスのおかげであんなに考えが回ったんだろう。これはゲーム時代にはなかったことだな。)


そのあと、優斗の発言を終えて副団長のモルスが斬りかかってくるときも彼は冷静に思考を続けていた。


(おっと、魔術師を先に狙うのはセオリー通りだな。・・・だけどそのニヤついた顔が気に入らないな。度肝を抜いてやろう。)


ちなみにアインのゲームの時の種族は実は人間ではない。見た目こそ変わりないが魔人種と呼ばれる種族である。これはゲーム内でもレア種族であり、一切の生産活動ができない代わりに絶大な魔力と強靭な肉体をもつ戦闘種族である。

そして、アインは高レベルゆえに頑強のステータスも高い。更に直前に無詠唱で自分に防御力強化のバフ《ディフェンダー》をかけた。その結果・・・


「・・・んなっ!?」

(よっし! 成功した!!)


素手で剣を受け止めるという離れ業を成功させたのである。




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素手で剣を掴むという非常識なものを見て騎士たちが思わず動きを止め、剣を掴まれたモルスは冷や汗を流している。優斗は目を白黒させているし、あの何事にも動じていなかったグランディルですら「おお・・」と驚きの声を上げている。


「・・・吹っ飛べ!」

「がはっ!?」


そしてアインがそのままモルスの顔面を殴りつける。完全に戦い方が魔術師のそれではない。しかしかなりの威力があるのか、具足をつけて重量が増えているはずのモルスを五メートル以上吹き飛ばす。死んではいないだろうが完全に気絶しているようだ。

剣はすっぽ抜けたらしく、アインが刀身を掴んだままになっていた。


「騎士が剣を手放すなよ・・・。グランディルさん使いますか?」

「・・・・・・うむ、使わせてもらおう。」


流石のグランディルもいつもより沈黙が長かったが、武器が欲しかったのは事実であるためありがたく受け取った。

そこでようやく我に返ったか、近衛騎士団団長のガルジセアが声を上げる。


「囲め! 絶対に一対一になるなよ、人数でおすんだ!! 最悪何としてでも勇者朝倉は確保しろ! 手足の一本くらい落としても構わん!!」


そう言い放ちガルジセアはグランディルに襲いかかる。グランディルを野放しにしてはならないと、そう判断したためである。


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その声にはじかれたように騎士たちが動き出す。グランディルがガルジセアに釘づけにされている以上、ほぼ全周囲を囲まれている中、どんな強者でも一人で優斗を守るのは不可能だろうと誰もが考えた。アインを抑えるため十人規模で囲み、その間に朝倉優斗を何人かの騎士が確保しようと向かう。


「な、なんだこれは?」


しかし、朝倉優斗の周りには透明な壁が存在した。騎士たちは突破しようと剣を打ちつけるが壁はびくともしない。


「物理結界だと!? なんて強度だ!」

「おい! 誰か魔法を使って勇者の足を狙え! 逃げられないようにするんだ!」


魔法を使える騎士がいたのか、炎や閃光が勇者へ殺到する。


「な、魔法も防ぐのか?」

「こんな結界いつ張ったって言うんだ!!」

「しらん! なんとかして突破しろぉ!!」


しかし結界は魔法も完璧に防ぎ切っていた。騎士が結界の外であわてている様子を見た優斗は、今のところ安全そうだと安堵の息を吐いた。


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そのころ、アインは何人もの騎士たちを相手取っていた。アインの戦闘スタイルは基本素手の全距離(オールレンジ)対応型(ファイター)と呼べるものである。近づくものには強靭な肉体に魔術をまとわせ攻撃する《魔拳》というスキルで対応し、中距離の相手には無詠唱の魔術、遠距離の相手には高威力の魔術で殲滅する。ゲームではアタッカーとして完成されているとさえ言われていた。


(まあ、ソロのPVPだと勝率はかなり良いんだけどパーティーに加えるとなると困っちゃうビルドだからソロ専門であまり使い勝手はよくないんだけどねー。)


片手間に騎士をなぎ倒しながら横目で優斗の事を確認する。


(よしよし、優斗は無事だね。結界張ってあるからしばらくは持つだろ。グランディルの相手は強そうだけど他はほとんどたいしたことないな。)


あのくらいの結界、第四階梯の魔術《リミットシールド》であればアインは無詠唱で発動可能である。だてに魔術師を名乗っているわけではないのだ。モルスの剣を受けて大体の相手の力量を測ることができたため、優斗は結界を張って放置でいいと判断したのだ。

近づいて斬りかかる者は容赦なく拳で吹き飛ばし、近づかなくても無詠唱で第三階梯の魔術《エアハンマー》を発動し、風の塊で騎士たちを吹き飛ばしていく。そのせいで、立っている騎士はどんどんとその数を減らしていく。


(早く終わらせるか・・・。わざわざ・・・・詠唱・・を使った・・・・魔術も効果を発揮してるみたいだしな)


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グランディルは近衛騎士団団長のガルジセアという男と剣を交わしていた。

二人の剣戟は目で追うことさえ困難な領域であり、常人では何をされたかわからないうちに斬られているだろうと思うほど、隔絶した実力を周りに感じさせていた。


「・・・ふんっ!」

「ぐ・・あ・・!」


グランディルの蹴りがガルジセアの腹に突き刺さり互いに距離が離れた。そしてわかるのがどちらが劣勢であるのかということだ。

ガルジセアはその鎧にいくつもの傷がつけられ、何か所からかは出血もしている。腹の部分も先ほどの蹴りでわずかにへこみ、肩で息をするその様子は確かな消耗を感じさせる。

それに対してグランディルは無傷。息を乱すことさえない。剣を肩に担ぎ構えてすらいないにもかかわらず、何処へ打ち込んでも防がれるような気さえしてくる。


「はは・・なんて強さだよこの野郎。」

「・・・貴公もなかなかの強さだ、しかし・・・私には勝てない。」


ガルジセアは思わず納得してしまった。剣の技量も戦いの経験も圧倒的に負けている。鎧に防御を託しての特攻までしたというのにいまだ無傷とはどういうことだと。勝利のビジョンが浮かんでくることさえない相手というのは初めてだった。

そう思考していると今度はグランディルから襲いかかっていった。


「・・・私を滅ぼしたいのならば魔獣の王でも連れてくるがいい!」


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最後まで優斗を守っている結界を破壊しようとしていた騎士をアインが後ろから殴りつける。


「ごくろうさまでーす」

「ぐは!?」


そして周りには戦闘できる人間はほとんどいなくなっていた。貴族や王族も戦いが始まるころには逃げ出していたので謁見の間は静かなものだった。それを見届けたアインは優斗の周辺にかけた結界を解除する。


「朝倉君おつかれさま。もう大丈夫だ、結界も解除したよ。」

「ありがとうございます助かりました。・・・アインさんお強いんですね。」

「ん? まあそうだね。一応強いんじゃないかな?」

「一応・・・ですか。まあいいです、それにしてもすごい結界?ですね。なんでも防げるんですか?」

「《リミットシールド》って言ってね、ある程度以上の威力がないと全部防ぐよ。ただし防御できない強さで攻撃されると一発で壊れちゃうけどね。」

「へぇ本当に魔法使いなんですね・・」


周りに脅威がなくなったためかたわいもない話を交わしていると傷一つない姿のグランディルがやってきた。それを見て思わずといった様子でアインが声をかけた。


「グランディルさん・・剣士が魔術も使わずに無傷って・・・デタラメですね」

「・・・・貴公には言われたくない」


グランディルがそう言うのも無理はない話だ。そもそもアインも無傷であるし彼は剣を素手で受け止めて、しかも近接戦闘を苦手とする魔術師であるのだ。どちらがデタラメかというとアインのほうがよほどデタラメである。

ため息をいたグランディルは、話題を切り替えてこれからのことについて話を進める。


「・・・それで、どうするのだ? このまま国外にでも出るのか?」


それを聞いた優斗の顔が曇る。グランディルはそれを見て悲しさを覚えたが、しょうがないことだと思いなおす。間違いなく自分たちは指名手配犯になるだろうし国外でも似顔絵くらいは出回るだろう。しかしそれでもここに居続けるよりはましだったはずだと、グランディルはそう思った。


「いやいや、そんなことしたらお尋ね者になってしまいますよ?そのまえにやることがあります。」


しかし、アインはあっさりとそう言った。

これだけのことをしでかしたのにどうしてそんな台詞がでてくるのか。グランディルは笑ってしまいそうになった。この男は次は何をしてくれるのだろうか・・・と。

そんなことを考えていると、今度は優斗がアインに詰め寄って話を聞いている。


「ど、どうにかなるんですか!?」

「どうにかなる・・。というよりは、どうにかする・・・・・って感じだね。」

「どうにかする? いったい何をするんですか?」

「ま、ちょっと見てなよ今から始めるから」


するとアインはおもむろに魔術の詠唱を始める。優斗はそういえば初めて呪文とか聞いたな、となんとなく思っていた。


「■■■■■・・・《アポーツ》」


すると光を放つ魔法陣が現れ、そこから一人の男性が飛び出してきた。


「な、ななななんだ! ここは・・・!!」


そこから出てきたのはなぜか憔悴している様子だが間違いなく・・・


「お、王様?・・・」


国王ダルクロウム・エル・エルディラントその人だった。



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