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死後の世界は、ブラック企業でした  作者: 未光


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飲み物オーダー如何ですか?

俺らは稲葉の真似をするかのように無言で仕事を終わらせた。


「はぁ~ようやく終わった」


俺が背伸びをして呟くと流れるように真田が言った。


「おぉ、俺もちょうど終わった。一緒にコーヒー取に行こうぜ、一人じゃだるいし」


「まぁいいけど。飲み物取ってくるけどなんか要望ある奴いる?一緒とってくるけど?」


皆に問いかけると最初に手を挙げたのは塩谷だった。俺が塩谷と指す。

塩谷は俺と目を合わせず、パソコンに目をやりながら言った。


「じゃあ、コーヒー一つ頼めるか」


「はーい、コーヒー一個入りました。他のお客様はどうなさいますか?」


「はいは~い」


先ほどとは打って変わって元気よく手を上げたのは北条だ。俺も先ほどとは打って変わって元気よく北条を差した。


「僕は紅茶を一つオーダーしま~す」


俺がオーダーを受けようとしたら、北条に懐いてる真田を口を開いた。


「…菓子との相性がいいからな」


反応がくれて嬉しかったようで北条が答える。


「うんうんラストパートを乗り越えるためにお菓子+紅茶の最高察知で勝負するんだ~」


「そっか、」


真田は頑張れよと続くように言った。

しかし俺は見逃さなかった。真田が密かに微笑んだのを。

真田と言えばクマが目立つゾンビのイメージがあるのに。

恐るべし社内の天使。俺はニヤニヤしながら言った。


「紅茶一個入りました。こちらに続く者はおられますか?あ、ちなみに速報です。真田が真田渉が先ほど微笑みました。こちらからは以上です。」


それを聞くなり社内に居る皆が驚いた。

ある者はまさかと言わんばかりに柏木を見つめ自身の頬に手をやる。

またある者は真田を見つめ嬉しそうに微笑む。

またある者は真田に寄り添いに行こうとしたが何もなかったように仕事に戻る。

またある者は首を傾げ真田の顔を見つめる。

またある者は「え、それほんと僕も見たかった」と口に出す。

またある者は何か言いたいことが言いにくくなったようにどうしようか迷うように見つめる。

またある者は真田を見つめては隣の気配に気づき皆が次どう出るか見ている。

またある者は手をパソコンに置いたまま顔を上げた。

またある者は仕事をしているフリをして耳を澄ませた。

皆さんお気づきでしょうか?

稲葉廉こと社内の感情ゼロのロボが反応いたしました。

しかし真田の時みたいには気づかれなかったようです。

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