4/26
プロローグ4
いや、単純にゲーム楽しませる気が、仕事と化した。
限定アバターとか、今だったら、話題になるとかじゃなくて、炎上レベルの話だ。
そして、1つ思い出した。
このゲームのベータテスト時に出していたイベントだ。
伝説の妖狐を倒し、<妖刀不知火>をゲットしようというイベント。
当時、このイベントを考案したのは、私自身だ。
その話を姉さんに伝えた結果、実装された。
だが、NPCを倒すわけでプレイヤーを倒す話ではなかったはず。
終わったら、突き詰めるか。
マキナは腰から下げられている刀を鞘から抜く。
「おぉ……」
刀身が白く発熱していた。
「これ、絶対斬られたくないやつだ」
触れるだけでも火傷。
身体に刺せば、臓器は焼かれ、肉は元には戻らない。
ウジ虫が湧いてる未来が見える。
痛々しいというより、後遺症が確実に残るという点で非常にタチが悪い。
「まぁ考えたの、私だけど」
再び鞘に刀収め、歩き出す。
街は見えない。
村も見えない。
都市も見えない。
とりあえず、街を目指しながら、モンスターの討伐。
そして、ドロップ品を売りお金を稼ぐ。
こんなところかな。
武器に関しては、増やすことも変えることもしばらく無さそうだし。
「さて、いきますか」




