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デュエル5
「負けた?」
自分で考えたアバターと武器を使っておきながら、負けた。
自分の理想を形にしたのに負けた。
負けた。
負けた。
負けた。
負けた。
「いやー、悪いねー。ギルドリーダーはこんな形の試合の場合は、ステータスが少し上昇するんだー」
だが、この戦いはその差を差し引いても、マキナのスペックと比例するかといえば、しない。
マキナの方が圧倒的に有利な立場だった。
「やだ」
「え?」
マキナは、拳をユアに叩き込んだ。
ユアは、その衝撃でその場に座り込む。
「私は負けたくない。絶対に負けられない」
ユアはそのままゆっくりと、倒れ込む。
「お嬢ちゃんさぁ、ここは潔く退くべきでしょ」
「うん、魔法使いには手は出さない。でも、あなたには手を出す」
「どんな英才教育したらこの子できるんだい」
「さぁ、人を殺せばそうなるんじゃない」
マキナはそのまま、ユアの首を踏みつけた。
メキメキと、首から発せられる音を聞きながら、力を入れていく。




