デュエル
「あなた名前は?」
「マキナ」
「マキナちゃんねー。ウチはユア」
「へー」
ユアは左手でウィンドを開き、触り出す。
しばらくして、決闘の申請がユアから送られる。
勝利条件:先に相手のHPゲージがレッドラインに入った時点で終了
または、武器破壊により戦闘不能にさせる
勝利条件だけ軽く見て、承認のボタンを押した。
すると、マキナとユアを囲むように巨大な剣の柱が生成される。
「さっさと終わらす」
「いやー、そうもいかないんだよねー。ウチのとこもあまりお金がある方じゃないから」
「やっぱり、受けなくてもよかったかも」
そして、カウントが始まる。
『3.2.1.』
緊迫する空気の中、マキナは体の力を抜く。
『スタート』
それと同時にユアとの距離を詰める。
だが、マキナはユアの行動に目を疑った。
ユアは槍をそっと置くように手放したのだ。
「はぁ?」
次の瞬間、乾いた音が響く。
目の前が一瞬真っ白になった。
体が反応に追いつけない。
猫だましをされた。
たかが、猫だまし。
ただの猫だまし。
だが、その一瞬はあまりに大きかった。
ユアはひるんだマキナを待ってはくれなかった。




