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プレイヤーキルは現実より軽い11
何も感じない。
ただ、肉を薄く削いでいる。
その感覚すら、無かった。
視界が赤く染まり、人の顔すらわからない。
剣士が何かを訴えているみたいではあるが、何も聞こえない。
淡々と、肉を削いでいく。
「ごどぜよ……がやぐごどぜよ!」
剣士は頬の肉が無くなり、歯茎が露出し、上手く言葉を発せれなくなっていた。
無表情で肉を淡々と削ぐマキナをもう、敵意、殺意、抵抗などはなかった。
そこにあるのは、圧倒的な実力差。
それだけだった。
理由が無い拷問に恐怖よりも、速く終わらせて欲しいという思いが強かった。
固定ダメージはあるものの、HPが無くなるまでは程遠い。
削る頬が無くなり、氷漬けの剣士をそのままにし、這いずる双剣使いの元へ歩いていく。
「逃げないと……」
だが、無情にもその希望は消える。
大きな影が双剣使いの影に重なる。
マキナは、膝を折り、目線を合わせる。
「……」
「……」
マキナは、双剣使いの手を取る。
「え、ちょ───────」
ゴリッと、薬指をを180度回した。
何をされたのか分からず、数秒間静止する双剣使いだったが、すぐに激痛が伝い、悶絶する。
今日は忙しいからこれで今日の更新は終わり




