プレイヤーキルは現実より軽い8
見えてきた黒い大きな体。
だが、その姿は無いはずの赤色で染められていた。
その前には、プレイヤーが三人立っていた。
剣士、双剣使い、魔法使いの三人。
「しゃあ! 初討伐!」
「意外とすばしっこかったけど、どうにか倒せたわね」
「早いところ、素材を貰って次のモンスター倒しに行きますよ」
「にしても、コイツ反撃せずに逃げるばかりだったな」
「私たちの連携についてこれないとAIが判断したんじゃない?」
全ての言葉がマキナの感情を激しく動かす。
だが、途端に冷静さを取り戻した。
理由は分からない。
だが、急に全ての感情が胸の奥深くへ沈んでいった。
マキナは、女性の双剣使いの肩を突く。
「ちょっと何?」
女性は振り返ると、すぐさま距離を取ろうと、バックステップを踏む。
「レイジ、アッシュ! 後ろ!」
女性の声に反応し、すぐさま同じように距離を取る。
「おい、こいつって」
「忘れもしません。ベータテストイベントであった妖狐討伐クエストの裏ボス」
「玉藻の前……」
緊張する三人のプレイヤーに対し、マキナは何にも思わなかった。
次は7時30分に出す




