プロローグ
5年前の作品を再び復活させます!
2020年に配信された新体験VRMMORPG ワールズエンドオンライン。
私は今日このゲームに触れる。
VRバイザーをつけ、目を閉じる。
「ゲームスタート」
呟くと、視界が光に包まれる。
視界が開けると、白い空間に立っていた。
『こんにちは。ここでは、あなたのビジュアルをカスタマイズできます』
アナウンスが入ると、空白のプロフィール欄が表示される。
どうやら、記入しろという事だろう。
名前────
「マキナでいいか。後は面倒だし空欄で」
一瞬エラーの文字が見えた気がした。
だが、マキナは迷わず、決定ボタンを押す。
『ご記入ありがとうございます。では、新しい世界をお楽しみください』
すると、まばゆい光で視界を塞ぐ。
次に目を開くと、緑広がる草原に立っていた。
「綺麗だ」
静かな草原に寝転ぶ。
これが、仮想現実なんて、人は禁忌にでも触れているに出ないかと疑うよ。
にしても、背中に違和感が。
マキナは体制を変えるが、その違和感は消えない。
「あーもう! な────に?」
そこには、毛玉があった。
「は? いや、え?」
恐る恐る触れると、自分に触れられている感触がある。
「いやいやいや、これは無いでしょ」
マキナが、虚空をスライドし、ストレージから鏡を選択。
すると、目の前に巨大な姿鏡が現れる。
その姿をまじまじと見つめる。
巫女のような和服。
短いスカート。
頭から生えるやわらかそうな耳。
そして、巨大な丸みを持った尻尾。
その姿は、まさに人の姿に化けた妖狐だった。




