オリキャラ本格始動
二〇二五年現在。
三年前の一月四日に、今SNSで出しているオリキャラが生まれた。
私は元々、二次創作を一人で楽しむのが好きで、一次創作……いわゆるオリキャラはたまにしか創らなかった。
そんな自分がオリキャラに力を入れ出したのには理由がある。
その二次創作は、自分のアバター+版権のキャラ四人という構成で物語を書いていた。
版権の作品については言えないけど、そのキャラ達との交わりを書いていて、とても楽しかった。
オリジナルの冒険に出たり、どういうわけか学校で一緒に授業を受けたり(ただし授業にはなっていない)、たまに体育祭や文化祭をやったり……。
でも、数年経ってから見直すと「何だこりゃ? このキャラ、こんなこと言わないよ」と後悔する。
そして、そのキャラに「改造しまくってごめん……」と申し訳なくもなる。
今のオリキャラ達を生み出す前の年も、二次創作で冒険物を書いていた。
その作品はいつもと違い、版権キャラ+オリキャラという、自分のアバターを抜きの構成で進めていた。
ちょうど版権三人に対してオリ三人で、人数的にも性格的にもバランスも取れており、個人的には「最高傑作だな」と自画自賛し、誰かに見てもらいたいと強く思っていた。
でも、版権キャラがいるので見てもらうには色々と壁がある。
著作権とか、上で記したように数年経ったらそのキャラに申し訳なくなる点とか、キャラのイメージが違うとクレームも少なからずあるはず。
その年の暮れに「全員オリキャラだったら?」という考えが浮かんだ。
そこで年が明けてすぐ、考えに考えてユア達を生み出した。
構成は女性一人+男性四人になっている。
これは、二次創作で一番好きだった組み合わせだ。見る人によっては「乙女ゲー」と思うかもしれない。
彼らを創る上で一番苦労したのは名前。
英語とか他の外国語をそのまま使っても良かったけど、せっかくなら「この世に一つしかない名前」にしようと思った。
名付け方は、キャラの性格やイメージを一つずつ英単語で表し、出て来た複数の単語の一部を混ぜ合わせる。
読み方も大事だから、なるべく変にならないように意識したけど、あくまで個人的に変じゃないと思って付けたから、人によっては違和感があるかもしれない。
ただ、ユアだけは別。
今の時代、「ユア」という名前をよく見掛けるようになったから、「その子だけ普通じゃん」と突っ込まれるかもしれないけど、これには理由がある。
他のキャラは英単語を混ぜ合わせた名前だけど、「ユア」は英語を使わずに漢字の当て字にした。
「夢」と「歩く」で「夢歩」
良いように考えれば「夢へ歩く」と捉えられるけど、この子の場合は「夢(の中)を歩く」ともなる。空想が好きな子なので。
こんな感じで、英単語以外で名前を付ける場合もある。
モブキャラとかは「外国語をそのまま」ってパターンもあるけど。
五人が誕生してからは、二次創作を作る時間が減った。と言うより、無くなった。
オリジナルの方が動かしやすいし、頭に溜まっている創造を早く形にしたいと思って、時間を一次創作に使うようになったからだ。
いつか一次創作が一段落したら、オリジナルと版権キャラのコラボをまたしたいと思う。
ストーリーはオリキャラ用に作った新規もあれば、二次創作時代に作っていたものもあるのでそれを改良していこうと思っている。
現在公開しているのはまだまだほんの一部で、頭の中では多数の話が繰り広げられている。
そして、幼少期から生み出して来た子やユア達以降に作ったオリキャラ達もクロスオーバーのように集まって、わいわいやっている。
いつか全員、小説やイラストで出して動かしたいな~。それが今の私の夢である。