ヨウ子婆さんの過去
俺の決意表明が終わりヨウ子婆さんはそれを同意してくれた後は夜まで部屋でくつろいでいた。すぐにでも身体を鍛えようと思っていたのだが
「あのお菓子屋は遠いのに行って来てくれただろうそれに今日は検査結果をもらっただろアンタの力をどう使うかしっかり考えな」
と言われてしまったのださらに
「一人で一度自分を省みるのもいいからさわかりやすく言えば一人の時間も大切にしろということさ」
と教えられたのだ。そうゆうことで一人の時間を過ごしたのだ。だけど気になる、なんでヨウ子婆さんは同郷とはいえ俺を保護して冒険者ギルドに連れて行きこの世界の事を教えたのか。自分の事で手一杯なはずなのに………考えても答えがでなかったそもそも答えを持っているのはヨウ子婆さんなのだ俺じゃない。それに俺はヨウ子婆さんみたいに誰かを助ける事をできないだって俺は…………やめよう俺には”この世界”に来たそして”この世界で生きていく”のだそして”この世界で生きていくための才能や力”があるないのは技術、体力である。ある才能や力とは高い魔力量と特殊能力である。ないのは技術イコール経験、場数あとは場数を乗り切れる体力である。戦闘訓練を行い一人でもやっていけるようにしたい。考え事をしているといつの間にか夜になっていた。ヨウ子婆さんが飯ができたよと俺を呼びに来た。
「………今行く」
「なんだい悩みでもあるのかい?」
「悩みじゃない聞きたいことがあるだけ」
「それは飯を食ったあとでいいかい」
「……うんお願い」
ヨウ子婆さんとご飯を食べ終え俺の疑問をぶつけてみた。
「ヨウ子婆さんはなんで俺を保護したの?俺を助けてもメリット無いよね?」
「私はただ自分と同じ異世界人を放っておけないだけさそれに私はもう長生きできないからさだからアンタも助けたかったのさ。あと持って1ヶ月かね」
「寿命?何か病気になったの?」
「私は再発癌だよ一度治したはずなんだかね」俺は驚愕した。
「ヨウ子婆さんはそのことをオリスに言った?」
「アイツはもう知っているさ」
「じゃあいつから”この世界”に来たの?」
「もう60年前かね懐かしいね、私は夫と一緒に”この世界”に来たのさまぁ夫は来てすぐに死んでしまったけどね」悲しいことを聞いてしまった。
「ごめん言いたくなかったら……」
「いいさもう昔の事だしあと少しであの人のところに行けるからさ」話を逸らそうと
「ヨウ子婆さんにも特殊能力はあるの?」
「私はね他人の心、感情を色で認識できるのさ異世界人は独特の色しているからすぐわかる」
俺の事を異世界人と見抜いたのはヨウ子婆さんの特殊能力か
「アンタの色は悲しい色しているね私が生きてる内なら悩みを聞いてやるから遠慮なく相談しな」
「ありがとう」
「聞きたいことがなくなったなら今日はもう休みなアンタには期待してるからね」
逆に心配されてしまった。今日はもう休もう明日から魔法を習うのだと俺は部屋に戻り布団に入り睡眠を取ったのだ