特殊能力検査前日
今日は検査の前日である。まぁやることは昨日と同じでギルドで指導員から読み書きを教わりわからなかったところを紙にメモしてもらい家でオリスとワンツーマンで勉強するそして理解して復習の繰り返しだ。とても助かる荒削りだけど読むことは出来るようになった。書くについては最低限と言ったところで頑張ろうと思った。でも1番助かったのは、習っている読み書きはこの世界ではどこにでも通じるところだ。1回、1回他の国の読み書きを覚え直す必要ないので快適だ。でも昨日とは違うのはオリスと買い物をしているのだ。理由としては勉強のご褒美だそうだそれ以外にはたまに息抜きをしようということだ
「冒険者で旅に出るなら服が少ないのは不便だねそれとマジックバックにそれと……」とこんな感じだ。まだ特殊能力の検査を受けてないのに気が早いな……だけど戦闘ができる冒険者は稼ぎが良いらしいそれを考えると少し複雑だ。犯罪者の取り締まりや確保、魔物討伐それだけやっても国家間移動の高い税金や高級宿に泊まってもかなりのお釣りが来るほどであるそれを回復薬やら他のものやらを買えるらしい。というかオリスですらかなりの高給取りではないかと思う。物持ち良さそうなマジックバックをカゴに入れ、服に至っては肌触りの良いワイシャツみたいなのを3着とサイズの合いそうなTシャツとパンツさらにズボンはデニムジーンズを3着ずつカゴに入れていた。さらに自分の買い物を始める始末
「……オリスは儲かってるの?」
「まぁね危険察知能力と薬草の群生地を見つけたり山登りなんてお手の物さ」
まぁピューマだしそれもそうか。納得した。ちなみに会計の値段は金貨35枚であるそれを簡単に支払うオリスそんな感じで能力検査の緊張が無くなりかなり息抜きになったのだった。家に帰りヨウ子婆さんの手料理食べ明日の能力検査に向けて身体を休めるほとんど意味ないが気持ちの問題である。前に考えても仕方ないとヨウ子婆さんに言われたのを思い出し今日は寝ることにした。