泥酔、その実素面
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
先日の 酔いは合わせた唇だけが知る の彼女視点です。
故に恋愛です。雰囲気R15です。
苦手な方はご注意下さい。
あぁ、この人は私の事が好き。悪くない当たり方……するな。そよ風がしっとり撫でるような、服の当て方するな……。……この人は私の事が……嫌い。周りと話をしても絶対に話に入って来ない。無理に話を振るの、止めよ。
一人ソフトドリンクを飲みながら、周りの動向を観察する。当たりだが、仕事中と飲みの席では皆雰囲気が変わる。お堅い、物静かな人でも、飲みの席では冗談好きで、話好きな人もいる。そんな人はギャップがあって、可愛いと思う。
「□□さん〜!! 盛り上がりそうな曲探してるんですよ〜!!」
「あ、じゃあ。君に夏色なんかは?」
「有難う御座います!! ねーねー、次はさ……」
表情コロコロ変わるな……。無邪気だな……。私もこんな風に笑って話せたら、上手く場に溶け込めるのかな……。
そうして解散となった後、静かに自分の行動を反省した。やはり……もっと話を展開した方が良かっただろうか? 酔った振りをして、破天荒な真似をした方が良いだろうか……。でも……引かれたら……嫌だな……。私は本当に駄目な子だな……全然上手く出来ないよ。
「ただいま」
私の悩みがバレない様に、笑顔を浮かべた。彼は無表情にもその反応を確かめて、静かに腰周りに手を回した。肩口に顔を埋めて、息を吸い込む。
……やめて欲しい。そんな事しないで欲しい……。今優しい言葉をかけられて、甘やかされたら……泣いてしまう。 だから……名残惜しくも背中を叩いて拒否をした。
リビングに着いて、寛ぎながら体を解す。そうして淡々と、彼に今日あった事を伝えた。
立食の形式だったこと。無邪気に接してくれる女の子達の話をした。彼は相変わらず無表情にその話を聞いて、それから罰が悪そうに視線を逸らした。それからぽつりと一言。
「……冷蔵庫にチューハイあるぞ」
「あ、本当に? 君も飲んでくれる?」
「別に。それはいいけど」
了承が降りた。だから私は二つ分のチューハイを持って、片方を相手に押し付けた。早速煽る。微炭酸が喉を刺激して、目眩を覚える。とろりと沁みるアルコールが体の熱を上げていく。
今、この時間だけは打算を止めよう。好きなように振舞おう。キスしたくなったらキスをして、泣きたくなったら泣いて、布団に持ち込みたくなったら持ち込もう。そうして、手始めにキスをしようと体に手を回した時だった。
彼の方からキスをされた。互いに舌先を合わせあって、熱した粘液を交換し合う。指は……顔と後頭部を支えて、絶対に離す真似はさせなかった。
「お前、明日になったら忘れてるから。だから俺から全部して、覚えていようと思う」
……そんな事ないよ。全部覚えてるよ。でも君に引かれたら耐えられないから……酔った事にして甘えてるんだよ。それでも……許してくれるんだもん……。
「駄目な奴だな。でも後悔はしないから」
そうしてそソファに押し倒す。泥酔、その実素面。今はそんな互いの関係だった。
あとがき書いてたらこんな話が浮かびました。
そもそも後書きを書いていた時、たまたま見ていたバラエティが、結構なヒューマンドラマ。
憎めない人って、打算抜きな愛をばら撒くんですよね。
だから皆、その人の事が大好き。
それが今書いてる子に重なって
『それが出来ないからお前は敵が多いんだよ。打算抜きで人を愛さないと駄目でしょ?』
某神様にそう言われている気がしました。
あの方、本当にぐうの音も出ない正論しか言わないんですよ。
外見小学生。おかっぱの狩袴。厳しくも優しい。
話も出来てますが、まとまらないので、投稿してません。
話を戻しまして。
論が通ってるが故に、この子の心めっちゃ抉られました。
物凄く悩んでいる時に、的確な回答が飛んでくるのに、ご縁を感じます。善処します。
故に少しの救いが欲しくて、こうなりました。




