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泥酔、その実素面

作者: 秋暁秋季
掲載日:2023/07/08

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

先日の 酔いは合わせた唇だけが知る の彼女視点です。


故に恋愛です。雰囲気R15です。

苦手な方はご注意下さい。

あぁ、この人は私の事が好き。悪くない当たり方……するな。そよ風がしっとり撫でるような、服の当て方するな……。……この人は私の事が……嫌い。周りと話をしても絶対に話に入って来ない。無理に話を振るの、止めよ。

一人ソフトドリンクを飲みながら、周りの動向を観察する。当たりだが、仕事中と飲みの席では皆雰囲気が変わる。お堅い、物静かな人でも、飲みの席では冗談好きで、話好きな人もいる。そんな人はギャップがあって、可愛いと思う。

「□□さん〜!! 盛り上がりそうな曲探してるんですよ〜!!」

「あ、じゃあ。君に夏色なんかは?」

「有難う御座います!! ねーねー、次はさ……」

表情コロコロ変わるな……。無邪気だな……。私もこんな風に笑って話せたら、上手く場に溶け込めるのかな……。

そうして解散となった後、静かに自分の行動を反省した。やはり……もっと話を展開した方が良かっただろうか? 酔った振りをして、破天荒な真似をした方が良いだろうか……。でも……引かれたら……嫌だな……。私は本当に駄目な子だな……全然上手く出来ないよ。


「ただいま」

私の悩みがバレない様に、笑顔を浮かべた。彼は無表情にもその反応を確かめて、静かに腰周りに手を回した。肩口に顔を埋めて、息を吸い込む。

……やめて欲しい。そんな事しないで欲しい……。今優しい言葉をかけられて、甘やかされたら……泣いてしまう。 だから……名残惜しくも背中を叩いて拒否をした。

リビングに着いて、寛ぎながら体を解す。そうして淡々と、彼に今日あった事を伝えた。

立食の形式だったこと。無邪気に接してくれる女の子達の話をした。彼は相変わらず無表情にその話を聞いて、それから罰が悪そうに視線を逸らした。それからぽつりと一言。

「……冷蔵庫にチューハイあるぞ」

「あ、本当に? 君も飲んでくれる?」

「別に。それはいいけど」

了承が降りた。だから私は二つ分のチューハイを持って、片方を相手に押し付けた。早速煽る。微炭酸が喉を刺激して、目眩を覚える。とろりと沁みるアルコールが体の熱を上げていく。

今、この時間だけは打算を止めよう。好きなように振舞おう。キスしたくなったらキスをして、泣きたくなったら泣いて、布団に持ち込みたくなったら持ち込もう。そうして、手始めにキスをしようと体に手を回した時だった。

彼の方からキスをされた。互いに舌先を合わせあって、熱した粘液を交換し合う。指は……顔と後頭部を支えて、絶対に離す真似はさせなかった。

「お前、明日になったら忘れてるから。だから俺から全部して、覚えていようと思う」

……そんな事ないよ。全部覚えてるよ。でも君に引かれたら耐えられないから……酔った事にして甘えてるんだよ。それでも……許してくれるんだもん……。

「駄目な奴だな。でも後悔はしないから」

そうしてそソファに押し倒す。泥酔、その実素面。今はそんな互いの関係だった。

あとがき書いてたらこんな話が浮かびました。

そもそも後書きを書いていた時、たまたま見ていたバラエティが、結構なヒューマンドラマ。

憎めない人って、打算抜きな愛をばら撒くんですよね。

だから皆、その人の事が大好き。


それが今書いてる子に重なって

『それが出来ないからお前は敵が多いんだよ。打算抜きで人を愛さないと駄目でしょ?』

某神様にそう言われている気がしました。

あの方、本当にぐうの音も出ない正論しか言わないんですよ。

外見小学生。おかっぱの狩袴。厳しくも優しい。

話も出来てますが、まとまらないので、投稿してません。


話を戻しまして。

論が通ってるが故に、この子の心めっちゃ抉られました。

物凄く悩んでいる時に、的確な回答が飛んでくるのに、ご縁を感じます。善処します。

故に少しの救いが欲しくて、こうなりました。


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