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赴任
「副校長に任命されました西屋司です。」
副校長の新任挨拶を行った。施設が広いので、全員を集めてはできない。司のほうが、校長同伴で出向いていく。副校長といっても、普通は民間企業の役員の受け皿なので、学校の仕事は、ほとんど無い。
「副校長に・・・」
機械の説明をしている男が振り向いた瞬間に、司の言葉が止まった。健次がいる。
「なんで?って、まさかあいつもいる?」
健次は監視するどころか監視される側になってしまった。まあ、そっちのほうが気楽だったが。
「あれほど、コネはいやだって言ったじゃない。辞める。」
司は、祐二をどついた。
「何もしてないって。こっちだって、驚いてるんだから。」
二人でもめていると
「あら、お知り合いだったの?もっと早く言ってくだされば、まったく急便で処理しましたのに。魔女も世界なんてコネだらけですよ。血筋がすべてですからね。使い魔の子猫もコネですし。」
校長が、目をかがやかせながら割って入った。
「いいえ。知りません。」
司は、さっさと次の部屋に行ってしまった。
「面白くなりそうね。」
校長、独り言漏れてますよ。
校長の説明で、司はまったく関係なく選ばれたと半信半疑ながらに納得した。




