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初パーティー

ティアが合成魔法を使える様になって一ヶ月経ち、3月になった。この国の気候は日本に近くもうすぐ季節的に暖かくなってきた。二年後には学園に行く事になっているので楽しみだ。そして俺は今日も冒険者の依頼を受けに冒険者ギルドに向かった。


いつも通り冒険者ギルドに入って知り合いの冒険者と挨拶を交わしながら依頼の紙が貼ってある所に向かう。最近は俺の実力も認められて絡まれる事もなくなった。暫く知り合いと話しをして依頼を見に行くとと久し振りの人物がいた。


「あっ、ミラさん、お久しぶりです。王都にまた来てたんですね」


「ん?アルク、久し振りね。他の町では余りしっくり来る依頼がなくて王都に戻って来たの」


そう久し振りに会った知り合いとは前に俺がBランク冒険者になった少し経った頃に魔物の討伐数を競ったミラの事だ。挨拶をして俺はAランクの依頼を見る。


「あら、そこの依頼を見るって事はアルクもAランクになったのね」


「はい、三ヶ月前になりました。それにもって事はミラさんもAランクになったんですね」


「そうよ、私は元々Aランクレベルの実力はあったからね。でもアルクはもっと上の実力があるから三ヶ月前って事はSランクも近いんじゃない?」


俺がミラがAランクになった事を聞くとそんな事を聞いて来た。


「いえ、Aランクになってからは色々合って余り依頼を受けてなかったのでSランクなんてまだまだ先です」


Aランクになってからは仙術の練度がまだまだだったので訓練したり、全力を出せる相手がいなくて依頼を受けても対して得るものがなかったので新しい仙術の技の分身を覚えまでは依頼を余り受けてなかったし、分身を覚えてからは全力をぶつけ合って自分の駄目な所の改善したり、ティアの魔法の練習に付き合ったりと余り依頼を受けてなかったのだ。


「へぇ、そうなんだ。そうだ、折角だから一緒に依頼を受けて見ない?どうせパーティーなんか組んだ事なんてないんでしょ?団体行動も大切よ」


俺が色々な事を思い出しているとミラが一緒依頼を受けないかと提案してきた。確かにミラが言っている通りこれから先団体行動を取ることがあった時に俺が連携を崩してしまったら目も当てられない。


「そうですね。団体行動も大切かもしれまん。集団で行動するのは始めてなので宜しくお願いします」


俺はそう言って頭を下げる。

そうすると俺が頭を下げたのは驚いたのか声を出す。


「ちょ、ちょっと。そんなに簡単に頭を下げないでよ。なんか私がアルクに何かしたみたいじゃない」


確かにこれを周りから客観的に見るとそう見えるかもしれない。そう思いすぐに俺は頭をあげる。

俺が頭をあげるとミラは安堵のため息を吐く。


「すいません」


「···なんか、アルクが頭を下げたり、誤ったりすると凄い違和感があるわね···」


「ん?何か言いました?」


「いや、何もないわ」


何か失礼な事言われた様な気がするが気にしないでおこう。それから少し話しをして俺達は依頼を選ぶ事にした。


Aランクの依頼はこんな感じだ。

ワイバーンの討伐

オーガの群れの討伐

ポイズンシーサーペントの討伐

大きな盗賊の団体の討伐

めぼしい依頼はこんな感じだ。やはりAランクみたいな高ランクになると依頼の数が少ない。


「ポイズンシーサーペント?」


「ああ、Aランクのシーサーペントの上位種ね。上位種だから大きくて毒をもっている事もあるから難しさで言えばSランクに近いわ。普通は海に居るんだけど魔の森の最深部にある湖に住み着いているようね」


因みに魔の森とは俺がいつも行っている王都から南にある森の事だ。俺はソロだったのでそこまで呼び方を気にしてなかった。


「なるほど···」


「えっと、もしかして···受けたいの?」


「···はい」


「んー、もし毒を持っていたら危ないじゃない?私は生まれつき毒への耐性は高いけどアルクは毒の耐性持ってる?」


「はい、レベルはまあまあですが一様持ってます」


「分かったわこれを受けましょ。ただししっかりと準備と対策を練ってから行くわよ。それともしもの時は依頼を失敗してでも逃げるからそこらへんはしっかり頭に入れといてね」


「分かりましたました」


依頼はポイズンシーサーペントの討伐に決まった。ポイズンシーサーペントは強力な毒を持っているらしいのでしっかりと準備を整えてから向かう事になったので俺達は準備を整えに冒険者ギルドから王都に出た。


それと俺が暫く冒険者ギルドに来なかったので心配させてしまった様だ。それについては申し訳なかった。また案の定、受付嬢のレイラさんにポイズンシーサーペントの討伐の依頼を猛反対されたのは仕方ない話だろう。まぁ、勢いで押し切ったけど···。



一話に終わりませんでした。

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