プロローグ
初めての投稿ですがこれからよろしくお願いします。
「はぁ、なんか面白いことないかな〜」
ある学校帰りの高校生、神代 弘樹はそうつぶやいた。
弘樹はとにかく普通だ。
日本の高校生の平均的な身長に、良くも悪も無い平凡な顔立ち、
テストの点数も平均前後の帰宅部である。
友達との付き合いも誰とでも仲良くしているが親友と言える奴もいない。
平日には学校へ行き授業が終わればただ家帰るだけ。
そんな刺激の何もない生活に彼は退屈していた。
これからもそんな生活が続くと思っていた。
しかしその考えては唐突に中断された。もちろん自分で中断したわけじゃない。
「きゃーーー!!」
「通り魔だーー!逃げろーー!!」
そんな悲鳴と掛け声が聴こえたからからだ。
急いで自分も逃げようとしたところ不意に座り込んでいる女の子がいるところに包丁を持った中年の男が近くづくのが目に入り、足を止めた。
周りの人は女の子に気付いていない。いや、気付いていて無視をしている人もいるだろう。
助けに行けば女の子を助けることができるかも知れない。 しかし、そうなれば通り魔の標的が自分に向くかもしれない。
そういう理由で無視しているのだろうと思った。
誰しも自分の命は大事だ。
しかし、弘樹は女の子の方に駆け出した。別に自分の命を、躊躇わず他人の為に使えるとは思っていない。だが自分の様なただの平凡な人生に嫌気が指していたのかも知れない。
そしてそのまま通り魔に向かってタックルをかました。
通り魔が衝撃でバランスを崩し倒れている間に通り魔を抑え込みにかかった。
自分が押さえ込んでいる間に女の子が逃げてくれれば助けることができると思ったのだ。
もちろん通り魔も抜け出そうと暴れている。
自分の頭の中では何分にも感じる時間が過ぎた頃、不意に背中に熱を感じた。
また、自分の体の中に何かが入ってくる感覚も覚えた。
その瞬間、自分が刺されたのだと悟った。
それでも、弘樹は通り魔を離さなかった。
また暫くしてパトカーの音が聴こえ、暫くして俺が押さえていた通り魔を取り押さえた。
通り魔が捕まったり、弘樹は体の力が抜けて行くのが分かった。
それに気付いた警官が声をあげた。
「おい、怪我人がいる···誰··救急·····べ。」
しかし弘樹には何と言っているのか分からなかった。
断片的な単語から救急車を呼べと言っているのだろう。
そして背中を刺されたことを思い出し自分は死ぬのだと直感した。
弘樹の出血の量や怪我を見た警官は弘樹にまた声を掛けた。
「良く·········た、····が····」
弘樹にはなんと言っているのか聴こえなかったが感謝されたのだろういう思いを最後に弘樹の意識が途切れた。
こうして、神代 弘樹は16歳という短い人生を終えた。
次はいつ投稿するか分かりませんが書き終わり次第に投稿します。




