第一話 精神と神経の崩壊
R15です。少しだけ、閲覧注意です!
処女作品です。
現実→異世界という物語です。小説を書くのは初めてですので暖かい目で見てもらえると嬉しいです。それではどうぞ!
これは、第二次世界大戦中のとある少年の話である。
--「はっ、はっ、はっ、おえぇええええぇ」
びちゃびちゃっと音が飛び散る。それは自分の嘔吐だと少年は気づいていない。しかし、そんなことは全く気にせずにただ走る。どこにむかい何があるかも考えもせず、ひたすら走る。ゲロまみれで生臭く、そして血に染まっている姿を見たものがいるのならばその人は顔をきっと白くするほどに自分は醜い姿なのだ。
何故、こんな風になってしまったのだ。自分はこんな姿になるために戦争をしているのか?少年は森林の茂みに倒れながら過去のことを思い出した。
「愛国のために!!」
ブンッ!ブンッ!竹刀をふるう。
「愛国のために!!」
ザッ、ザッと匍匐前進をする。
「愛国のために!!」
雨の中でもひたすらに訓練をする。
--「貴様らは生きてて意味がないはずが、今役に立てれるのだ!愛国のために命をささげよ!」
今思い返すと、俺は洗脳でもされていたのではないか?いや、洗脳されていたのだ。過去にもこのように思い歯向かったのを思いだした。
「教官!私達は何のためにこんな訓練をしているのですか!!」
--「貴様は何を言っている・・・?来い!!!」
その後、何をされたのかは覚えていない。だが、それ以降愛国のためだけに自分の命があるのだと考えていた。
だが、今となってはどうだ?いざ戦場にたつと今までやっていたことが馬鹿馬鹿しく感じてしまう。愛国のために?馬鹿馬鹿しい。自分の命が一番大切だろう?
改めて考え直し、また少年は走り出す。しかし、そう考えていたものの、やはり現実は甘くないのだ。二日たって少年は脱水症状と栄養不足を起こしていた。その姿は見るに無残な姿だ。だが、少年はそれでも強く生きようと、諦めない心があった。
だが、その気持ちは何にも届かず、来たのはアメリカの艦載機であった。疲れていて飛んでいる音にも気づかなかったのだろう。その黒いボディを見た瞬間に、恐怖を通り越して、少年は戦慄し、ただただ茫然と突っ立っていた。艦載機はまるで射撃練習をするように、少年を撃ったのだ。
・・・はい。とてもシリアスになってしまいました。ですが後悔はしていません。
更新は3日に一回ぐらいを目安にしてやっていきたいと思います。もちろん、もっと早くできるようにします!
閲覧ありがとうございました!次回もまた閲覧宜しくお願いします!