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私は救世主  作者: 七色優良
第2章〜魔法使い探し〜
10/26

10話目

「そー言えば、何でこんなんなの?」

「こんなのなんって?」

「道が無いし、何か火山見えるし、私が思っていた感じと違うなーって」

「ああ。どんな風だと思っていたの?」




 ニヤッて笑うスホくん。

 何でそんな風に笑えるんだろ?うちは笑えないや。




「もっと魔法のほうきに乗った魔法使い

 がいっぱい居て、ほら、もっと未来の文化があるみたいな…」

「魔法のほうきに乗った魔法使いは前まで居たんだよね」

「前まで?」

「うん」




 何かあるような気がする…きっと…私がここに来た理由になるような…

 でも、何でそんな寂しい顔をするの?スホくん。




「今から話す事は永遠がここに連れて来た理由なんだけど聞く?」

「やっぱりそうなんだ。私、聞くよ。聞かないと何したらいいか分からないもの」

「あのね、最近。魔法界にナミナミナ宗教ってのが居るんだよね」

「な、ナミナミナ宗教⁉︎」




 何だよその名前!名前センス無いな!何でそうなったか聞きたい…

 ま、とりあえず怪しい事は確かだね。




「ナミナミナ宗教ってのはね、魔法界が出来たと同時に人々を殺した輩なんだ」

「は?殺した?何で!」

「それは分からない。それで、その輩は全員捕まえて死刑にして、存在を消したんだけど、最近になって、手紙が届いたんだ」

「存在を消したはずなのに、何でその宗教って分かったの?」

「それが…」




 え?何でそこで戸惑うの?私に全部話してよ。




「何で話せないの?話してよ。知りたいよ」

「ごめん…実は存在は消えてなかったんだ。隠れて生きていて、いつか魔法界を消滅させようとしてたんだ」

「何で…存在消えてなかったの…?みんな死刑にしたんでしょ!」

「したはずなんだよ…でも、実は1人逃げた女の人が居たんだ」

「女の人?」




 何で女の人が…

 逃げたのかな?




「そう。その女の人は次々と子供を作って、ずっと身を隠しながら生きていたんだ」

「身を隠しながら…」

「それで魔法界を消滅させようとしてるんだよ。それを俺たちが止める」




 そんな重要な仕事だったの?いや、それなりの覚悟は出来てたけど、こんな重要だったとは…




「でも、そいつらを止めれるのは俺たちだけじゃ止められない。だから、仲間を集めなきゃいけないんだ」

「仲間?どんな風に?」

「前に言ったよね。属性があるって。それの火、水、風、土、自然、操りがあるだろ?」

「うん」

「それぞれの属性の適合者を探して仲間にするんだ」

「そうなんだ…でも、それ私、関係ある?」




 どう考えたって、関係無いような…




「大丈夫だよ。この6つの合同魔法を放つのが永遠の仕事だから」

「合同魔法?」

「うん。合同魔法を放つのは、伝説の子しか出来ないんだよ」

「それを放ったらどうなるの?」




 ラスボスとか普通居ないよね。




「親玉が居るんだけど、それを倒したら大丈夫だと思うよ」

「そうなんだ…」

「でも、その親玉が居るかどうか分からないけど」




 居るんだ…しかも…居るかどうか分からない…矛盾したね!




「だから、まずは情報収集しないと!」

「あ…そうなるのね…」




 この旅はまだまだ終わりそうに無いです。

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