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試合開始

 久々の更新です。

 まだ進路が決まっていない状態なので、何時更新できるかは分かりませんが、少しずつ書いていく予定ではいます。



      1



 アリアと相手が対じする。アリアの相手はいかにも頭が良いですよと言う雰囲気を醸し出した、メガネをかけたおかっぱの男子生徒だ。

 二人が武器を構え、審判が手を上げる。


「二人とも、準備は良いですね?」


 審判が二人にそう聞く。二人は頷き、再び相手の方を見る。


「では……試合開始!!」


 審判がそう言い手を振り下ろした。その瞬間、アリアは行動を開始する。


「やりなさい!! ゲイボルグ!!」


 アリアの手から放たれたゲイボルグは相手目掛けてまっすぐに飛ぶ。相手はそれを涼しい表情で回避体制を取った。しかし――


「!? 分裂した!?」


 ゲイボルグの能力の一つ、投げれば三十の鏃が相手を襲う。この能力が発動し、相手を三十の鏃が襲う。


「チッ、クリアウォール!」


 相手は障壁を展開し鏃を防ぐが、アリアがゲイボルグを手に取り障壁ごと突き刺そうとしていた。


「私は障壁破壊前衛型なの! だからその選択は間違い…よ!!」


 硝子の砕ける音が会場に響く。相手は辛うじて攻撃をかわした。


「障壁を一撃で破壊するなんて……馬鹿力め」


 ボソリと呟く相手。しかしその瞬間、ゲイボルグのもう一つの能力、突いたら三十の棘となり突いたモノを破壊する。この能力で障壁は木端微塵に砕かれ、相手も棘によりかすり傷を負おう。


「フフッ、どんどん行くわよ! ……ッシ!!」


 アリアは相手に一気に近づき、ゲイボルグで突いて突いて突きまくる。相手は何とかそれをかわしているが、徐々にかすり傷が増えていく。


「攻撃されてばかりで溜まるか!! クリアウォール!!」


 相手は再び障壁を展開し、一時距離を取った。


「エアブレイド!!」


 相手は風属性の中級魔法を発動する。真空の刃がアリアを襲うが、アリアも魔法で応戦する。


「ファイアランス!!」


 炎属性の中級魔法で相手の魔法を相殺し、再び近接での攻撃を始める。


「クソッ! 壁際かよ!」


 相手はアリアに壁際まで追い込まれ、ゲイボルグを回避することに専念する。しかしアリアは攻撃をしながら詠唱をする。


「世界を滅ぼす終焉の業火

 天と地を分かつその業火は

 七日七晩燃え続け、大地全てを消炭と変える

 その業火実りし枝は災厄で

 その業火纏いし杖は裏切りで

 その業火光りし杖は害をなすものとなる

 与えられた業火は巨人が操り

 全ての世界を破壊した

 焼けよ焦がれよ終わらせよ

 炎属性最上級魔法<ラーヴァテイン>!!」


 巨大な業火が相手を襲う。相手は目を見開かせ驚愕の表情を見せる。


「嘘だろ……。一年が最上級だと……。ハハハ…ジーザ――ウワァアアアアアアア!!!!」


 アリアは相手の目の前で魔法を解除し、武器を納めた。相手は気絶しその場で倒れていた。


「勝者、アリア・ファイリー!」


 ワァアアと言う歓声と共に、満足げな表情で戻ってくるアリア。そして変わりと言わんばかりに立ちあがり、舞台に上がるシン。既に獲物をみつけた狼の様な楽しそうな表情を出しているシン。


「じゃ、言ってくるわ」


 そう言い、ゆっくりと舞台の中心へと歩いていった。



      2



「では……試合開始!」


 審判が手を振り下ろす。シンはその瞬間に、エクスカリバーを地面に向けて振り下ろした。


「ウォラッ!!!」


 太陽の光で獄炎を作る能力で、辺り一面を火の海に変える。しかし相手は冷静にそれを対処しようと、詠唱を開始した。


「災厄の津波よ

 旧世界を滅ぼし

 新たな世界を創造せよ

 箱舟に乗るは一部だけ

 黒き歴史を消し去りたまえ

 残念だよ君達、この心理が理解できないとは

 諦めたまえ、この歴史は変える事ができないのだから

 水属性最上級魔法<ノアの大洪水>!」


 魔法が発動すると、大量の水が辺りを飲み込み獄炎を消し去った。


「ウワッ!? びしょびしょじゃねぇか。はぁ…、テンション下がるな。でも……、本気を出せばテンション上がるかな?」


 シンはそう言いながらニヤリと笑い、エクスカリバーを口咥える。そして手足を獣化させ、恐るべき速さで相手に斬りかかる。


「ウォラヨ!!」


「なっウワッ!?」


 相手は攻撃を受けながらも、ダメージを軽減すべく自らも行動する。


「甘い!!」


 シンは手の獣化を解き、エクスカリバーを手に握り斬る方向を変える。そして獣化したままの足で相手を蹴り飛ばした。

 獣人は基本的に人間より身体能力が高いと言われている。そして獣化によりそれはかなり強大なモノとなるらしい。その獣化された状態で蹴られたらひとたまりもないだろう。


「舐めるな!! アクアショット!!」


 相手は水属性の下級魔法を五回程連続して発動し、簡易の弾幕を作り体制を立て直す。


「チッ、エクスカリバー!!!」


 シンは即座に獄炎を作り出し、相手の魔法を蒸発させる。そのまま獣化した足で地面を踏みつけ縮地。走り始めた瞬間にトップスピードまで持っていくので、相手は一瞬シンを見失う。そして――


「俺の勝ち」


――エクスカリバーを首元に突きつけ笑うシン。相手は両手を上げ降参する。この瞬間、シンの勝利が決まった。

 そしてその10分後――


「しょ、勝者……ミリア・スレリア…」


 審判が苦笑いしながらそう言う。観客からの歓声はなく、ミリアの対戦相手は舞台の隅で泡を拭いて気絶していた。

 なぜこうなったのか、それはミリアの戦い方に理由があった。



      3



「試合開始!」


 審判が手を振り下ろし、試合が始まった。


「回復担当らしいな! ならよゆ――」


 相手が何かを言っている途中で、相手の顔の真横を白い閃光が走る。そしてその閃光が壁にぶつかった瞬間、凄まじい爆音が響いた。


「確かに、私は回復担当ですが………、攻撃が全くできないってわけじゃないですよ。レールガンって知っています? 物体を電磁誘導で加速して撃ち出す、神人の兵器です。雷属性の魔法を応用して、矢を撃ち出す。どう言う攻撃か先程のデモンストレーションと今の説明でわかったですか? じゃあ、どんどんいくですよ!!」


 そう言ってレールガンを連発して撃ち出すミリア。その顔を凄い笑顔で生き生きしていた。


「ヒッ! ヒィイイイイイ!!!」


 相手は闘技場を逃げ回る。


「ほらほら、まだまだ矢はなくならないですよ!」


 そう言いながら、相手目掛けてレールガンを撃ち続けるミリア。相手は若干涙目で――


「イヤァアアアア!!!」


 と叫びながら逃げ続ける。しかし次の瞬間、三本の閃光が相手を襲う。ギギギと言う効果音がつきそうな感じで首をミリアの方に向ける相手。ミリアの左手には弓、右手には三本の矢が握られていた。


「フフフ、大丈夫です。ちょっと身体に風穴が空くだけです」


「ギャァアアアア!!」


 ミリアはそう言い三本の矢を相手目掛けて飛ばした。

 凄まじい爆音と、三本の矢が頭の上と左右の壁に突き刺さり、相手は泡を拭きながら気絶した。


「しょ、勝者……ミリア・スレリア…」


 審判の声と共に、ミリアが笑顔で戻ってくる。三戦三勝なのは良かったが、流石にミリアの相手には同情してしまった。


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