元貴族令嬢の教祖様(監禁はするものの、ウブがゆえ攻めれない。)と信者ちゃん(愛が重い)
とある街に1人の教祖がいた。彼女は村人たちからとても信頼されおり、村人たちにとってはまさに光を擬人化したようなお方だと言われている。
しかし、彼女にはとある秘密があった。
それは1人の信者を、こよなく愛し、それゆえ監禁してしまうという程の危ない人であった。
表ではいい教祖様、しかし、夜が近づいてくると教会の地下に行き、その子と二人っきりで過ごす、そんな生活を送っていた。
ある日、大好きな信者ちゃんの様子がおかしいことに気づき、教会を扉を閉めて、様子を見に地下へ行くと、倒れている信者ちゃんを見つける、心配になった彼女は牢屋の扉を開けて信者ちゃんのそばによった。すると、突然目の前が暗くなった。
…目が覚めると、そこは信者ちゃんと過ごした部屋のベッドの上だった。起き上がろうとすると、手首と足首から金属の擦れた音が聞こえた。手首を見てみるとそれは、手錠だった。手錠はベッドの柱に付けられていて、容易には外せそうにないみたいだ。
彼女が何とか外そうと焦っていると、牢屋の扉が空いた。
そこには、彼女にとって愛してやまない信者ちゃんの姿があった。
「どういうことなの?あなたがこんな事をしたのですか?」
彼女は、信者ちゃんにそう聞くと、信者ちゃんはニッコリと微笑み、
「そうですよ、私がやりましたよ。」
そう答えた。
「教祖様が悪いんですよ、毎日私は教祖様にアピールしてたのに何もしてこなくて、まぁ、私はそれはそれで良かったですけど、貴方様があんな、あんなことをしていたのがいけないんです。」
「あんな…こと?」
彼女は、理由が分からなかった。彼女は、これまでの行動を思い出してみたが、何も思い当たらなかった。
「そう、それは昨日の昼頃の話でした。
教祖様を待っている間暇でしたのでウロウロしていたら、牢屋の鍵が空いていましたので、教祖様のお仕事見てみようと地下から出てみると、貴方様がほかの女と楽しそうに喋っているのを見てしまいました。何故です?どうして私という存在がありながら貴方様は他の女と仲良くしてるのですか?私のことを愛してたのではないんですか?」
「それは、彼女達の悩みを聞いていたのですよ。仮にも私は彼らの相談に乗り、彼らを光に導くという教祖としての仕事があるのですから。ですから、あなたを愛してないということではありませんよ、私はあなたを第一に考えてます。ですから、こんなことはやめましょう?」
「もう、遅いのですよ。貴方様があんな事をしてるから
でも、これでよかった。これからは私と貴方様だけの本当の2人っきりの毎日を送るんですから。ねぇ、教祖様。私はね、貴方様に救っていただいたあの日からずっと貴方様について行こうと思いました。貴方様から、特別な愛をもって接してくれるとわかった時私の初めてを貴方様に貰って欲しいと思いました。
ねぇ、教祖様。本当は貴方様からが良かったのですが、待っているだけでは手遅れという事が分かりましたので、もう私から攻めることにします。私のこの愛を、全部、全部受け止めてください。そして、貴方様の初めてを、一生を、全て私に、私だけにください。」
そう言い、信者ちゃんは、彼女の服を脱がせ、懐から取り出したピンクの液体を口に含み彼女に飲み込ませた……。
その後、彼女が次に目が覚めたのは、次の日の昼頃であったのでした。そこには、自分色に染まった信者ちゃんと抱き合って寝ていた教祖様の姿があったとさ。