嫁が言ったので載せました。
前書きはタイトルの通りです。
https://ncode.syosetu.com/n0279fd/
隣にいる嫁が中途半端な私の文章を読みながら、私の胸にその頭を預けて日本酒を舐めています。
この仕草に惹かれてはや…………。
私にとっても彼女はまた、その頃の彼女のままであり続けてくれています。
惚気が過ぎました。PRTです、こんばんは。
私も酒が入っています。世の不埒な人間は、酒を言い訳にしますが私は違います。いえ、そう自分を信じています。
小説を読み返すと、やはり、
(未熟……)
嫌になります。
ただ、『先生』と名付けた部分だけにはそんな弱気を抱きません。
恩師は生涯恩師です。少なくとも私と嫁にとっては、ですが。
学生の頃に進学塾でアルバイトをしていました。
当時の私はそこで日給四万七千二百円、一日につき四時間余りの勤務に対してです。
首都圏に存在するアルバイト、正社員も含めて私はトップに上り詰めていました。
そんな私が対面する小学生から中学生に、自身の学業を忘れて真剣に向き合った日々、それは忘れ得ぬ青春の日々ともなっています。
作品と自分が呼ぶには汗顔の至りではありますが、作中に登場する真司も真夏も当時の私の教え子がモデルです。
真司に関しては、実は、私自身でもあります。
読者様にお時間があれば、一度でもかまいません。
進学塾の教壇に立ってみてください。
生徒の視線に痺れます。体の芯から心の底から痺れますよ。
私は当時五年生の彼らに対して、規定の三時間の三倍、一日九時間の授業を与えたほどです。
司法修習生に対して訓示を述べたときよりも、起訴済みの被疑者から調書を取ったときよりも、彼らの視線ほど私自身の闘争心を刺激したものはありません。
その頃の生徒が時々酒を奢ってくれるようになりました。
私は登場人物の日村先生でもありますね。
彼らは立派に成人したにもかかわらず、スーパー銭湯のキーを失くしては私を心配させてくれます。あの頃のまま。それは彼らの私に対する一種の思いやりなのかもしれません。
つまらない話をしました。
嫁との一回戦にこれから挑みます。ん?これは監視対象ですかね?ふふ、訴訟法に従った手続きなら歓迎です。
みなさま、良い夜を。
PRTスクリーン 湯冷めしながら 温泉宿にて
後書きも特に何もありません。