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日刊 異世界新聞  作者: 世界新聞ギルド編集部
8/22

新しい婚活パーティー始まる(バハムート歴2018年9月19日)

 東のテルバ大霊園では明日、アンデット限定婚活パーティーが行われるそうだ。主催のネクロマンサーの方によると、アンデット達も恋愛に飢えており、需要が高まっていたため、今回の婚活パーティーに繋がったそうだ。

 参加条件は女性享年16歳から40歳ぐらいまで。ゆるふわ系や清楚系女子であること。男性は享年16歳から50歳ぐらいまでで、住処が定まっており、定職に就いてる方が望ましいそうだ。

 まずは小さくとテルバ大霊園周辺でのみ募集したところ、どこでうわさを聞き付けたのか、3000キロ以上離れたダンジョンからも応募があったそうだ。

 参加者は当初の予定を大幅に上回り、男女合わせて1000名を超える規模になる見通しだ。


裏解説

 享年詐称がアンデット達の中で大きな問題となっている。アンデットになっても恋愛や結婚を望む者たちが多い中で、相手の享年が気になる割合は、とある調査によると、72%にも及ぶそうである。

 特に、一部長命の種族を除いて、享年は互いに生活する上での重要ポイントになるらしい。

 また、ゾンビやスケルトンになっても、若い方が魅力的と考えられる傾向は変わらず、骨の白化や腐った肉を新鮮に見せる化粧術が、アンデット女子たちの間では大ブームとなっている。

 また、かつてはコストの安い兵士として運用されてきたアンデット達であるが、現在はゴミ捨て場の管理や高所作業などの職業で需要があり、中には自分で墓地を立てた(人間でいう所の一軒家)者まで出始めているそうだ。


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