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日刊 異世界新聞  作者: 世界新聞ギルド編集部
6/22

中西部のミネス高原大ネズミが激減(バハムート歴2018年9月17日)

 中西部に位置するカロラーナ王国内にある、国内最大の高原、ミネス大高原に生息するミネス高原大ネズミの数が激減しているらしい。

 魔法大学の調査チームの報告によると、昨年はおおよそ500万匹以上いたミネス高原大ネズミが、現在は1万匹いるかわからないところまで数が減っている。


ミネス高原大ネズミは、体長80センチにもなる巨大なネズミで、長い体毛に覆われているため、一般人では仕留め損ねて大けがをする事もある。一方で、性格は比較的温厚で、強力な魔物の餌にもなっており、ミネス高原内から飢えた魔物が外部に出るのを防ぐ役目も持っている(強力な魔物は適宜兵士と冒険者によって討伐されているそうです)


元々、高原の植物を食べ過ぎて生態系に影響を与えていたため、毎年カロラーナ王国では、冒険者に報酬を支払って討伐してもらっていた。

しかし現在このネズミたちを、カロラーナ王国は保護生物指定を出して、保護に奔走している。


王国によると、激減の理由は現在調査中とのこと。



裏解析


 ミネス高原大ネズミの激減の理由はとある薬の原料になるからという噂がある。ミネス高原大ネズミは豊かで力強い体毛の持ち主であるため、毛生え薬

として効能が高いと、裏で噂が流れたそうだ。


 その為、一部がツルっとされた権力者たちから莫大な金が流れて、ミネス高原大ネズミの取引価格が一年前の100倍以上になったらしい。

 噂の出どころは、カロラーナ王国なのではないのかと、本記者は睨んでいる。

 ネズミの盗伐報酬は毎年財政を圧迫しており、高原ごと焼き払うという話も出ていたそうだ。

 まぁ結局、今度は保護で莫大な金を使うことになり、踏んだり蹴ったりだろう。


 因みに、某掲示板にエルフ族が、ハゲで金を使うなんて人間は愚かだなと書き込んだため、裏ギルド『フサフサ同盟』からストレスで10円ハゲを作らせるために、毎日のようにエルフの里に呪いの手紙が送られているらしい。


 ふははは、エルフなんか滅びればいいのだ!

 フサフサ!


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