第1章4話 最初の村(前編)
「それで、どうしたらいいんだ?」
「と言いますと?」
「迷惑な予言のせいで来たの分かったが、俺はこれから何したらいいんだ?」
「そうですね、あなたは魔術師ですから魔法について学べばいいんじゃないですか?」
なんて適当なやつだよ!!
「じゃあその魔法はどこで学べるんだよ!!」
「まずは、この森を抜けて近くの村に行くことをオススメしますよ」
「あぁそれは確かにそうだな」
それは一理あるな。
「では近くの村までレッツゴーです!」
数時間後
「やっと抜けたか~」
「長かったですねー」
「あれから休まずに歩き続けてやっとか、さすがに疲れたな」
「近くの村まで頑張りましょう!」
ひとつ疑問に思った事があるから聞いてみよう。「俺の気のせいならいいんだが、お前絶対疲れてないだろ!!」
「ひどいじゃないですかー疲れてますよーへとへとです!」
「飛んでんのに何で疲れんだよ!!、時々俺の肩に乗ったりもしてただろうが!」
「えっへん!!」
「いや、今言う必要無くね!?」
そんな会話をしていると
「あ!村が見えて来ましたよ」
「やっと休めるんだな」
「さっそく宿に行きましょう!」
「あぁ賛成だ」
村の宿に入ると
「いらっしゃいませ、ようこそ宿屋クラムへ!」
となんとも元気な声が聞こえてきた。