第1章1話 平和な日常が
「あなたの願いを一つだけ叶えてあげます!」
そう言われたら皆はどう答えるだろうか?
素直に叶えたい願いを言う?それとも少し迷うかな?
まぁそれは人それぞれだから他にもあるかもしれない。
けど、こう言われたらどう思うかな?
「死んでも叶えたい願いは何ですか?」
これはもう迷うしか無いよね?でも、世界は広いから死んでも叶えたい願い事がある人もいるかもしれないね。
とにかく俺が言いたいのは.....
「今のこの状況で言うセリフじゃねーよな!!」
状況の確認が出来てない人が多いだろうから説明しておくと、今まさに獣に襲われてる最中なのだよ!
普通の日常を送ってた俺、アキトって言うだけど目が覚めたら薄暗い森の中にいたんだよ。
最初は夢でも見てるのだろうと思って頬をつねってみたら、普通に痛くて夢じゃない事は確認した途端、獣に襲われる災難にあって今にいたる。
どうやら状況確認してる間に獣からは逃げれたみたいだな。
そう獣にはな。
「いやー大変でしたねぇ」
そんな他人事みたいに言う未知の生物からはどうしても逃げれなかった。
目の前にいきなり現れて、願い事がどうとか言ってくる未知の生物ってこう魔法のランプの魔人とかだろうけど、俺の場合はどうやら自称・妖精らしい。
まぁそんなこんなで俺の平和な日常が異常な日常に変わっていく物語である。