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ナオは湘南大学東海キャンパス内のベンチに堂々と座り学生たちを眺めていた。幸いにも、この大学のセキュリティはゆるく、形だけの警備員は立ってはいたが、素通りして学内に入ることができた。大学の職員とでも思われたのかもしれない。
メモ帳を開き次のターゲットの情報を確認した。
ナオ (次は複数の学生…剣道部か)
メモ帳にはターゲットが普段どのように動いているのかが緻密に書かれていた。
ナオは〈罪〉のところに目を向けた。
〈罪〉
剣道部の学生は20××年5月頃から長屋将に嫌がらせを続けた。長屋将に前科があるなどの嘘の噂を流したり、大麻を無理やり吸わせ、そのことが大学にバレたが、仲間内で口裏を合わせ罪のない長屋将だけを退学に追い込んだ。
ナオ(この罪が死に値するのか俺にはわからない。ただ言える事は、選ばれる人間は全員クズ野郎という事だ)




