三話 予兆
半年以上お待たせしてすみません…
最後まで宜しければ宜しくお願いします!
「う……うー………あ……暑い………」
蒸し暑さと何かに挟まれての寝苦しさに僕は目を覚ました。
「「「…すー…すー…すー…すー…すー…すー…」」」
「………はぁ……また…か…」
一年も同じことが続くと流石にこんな反応になるよね。
《毎度毎度ご苦労様ゆうま(笑)》
(ははは…慣れってほんと怖いもんだね……)
アルンからの労いの言葉にテレパシーでそう言いながら僕は苦笑いした。
《ゆうま……》
(何?)
《こんな平和な毎日がずっと続くといいね?》
(確かに…皆とご飯食べて色々と他愛もない話をしてお風呂に入って寝る…ここに来て僕はよく眠れるようになった…あっちの世界では夜は悪夢に支配されてよく眠れてなかったから…ここに来てユリーシャとイリアスに会って…皆と会って…花菜と再開して…こうして一緒に住んで…毎日笑って過ごして…これからもこんな生活が続くといいと僕も思ってるよ…)
僕はそう言いながら側に寝ている三人の頭を優しく撫でた。
「う……ん……悠真…様……?」
「悠…真………?」
「悠真……君……?」
「「「スースー…スースー…スースー……」」」
(夢の中にも僕が………全く……)
《ゆうま……よかったね…》
僕が微笑みながら三人の寝顔を見てるとアルンがそう言ってきた。
(ん…?何が…?)
「悠真…様!」
「悠真…!」
「悠真君…!」
「「「おはよう(ございます)!」」」
《じゃあ今度は僕が寝る番だね?おやすみ……》
三人が起きると同時にアルンはそう言って眠ってしまった。
「…三人ともおはよう!毎回毎回……夏なのに暑くないの?」
僕は呆れ顔で三人にそう言う。
「暑いかと聞かれてもなぁ…悠真が作ったこのクーラーとやらがあるからな……」
「お陰でこうして悠真様に添い寝が出来ますのでありがたいですよね!クーラー!」
「それにしても…よく氷結晶と風結晶を組み合わせたらクーラーになるって思い付いたよね?」
(はぁ…まさか良かれと思って作ったもので自分の首を絞めることになるとはね……)
「まぁ…キルがいたからこそ出来た物だよ(苦笑)」
僕は内心でそう思いながら苦笑いし花菜にそう告げる。
ランクルスを退治して数ヶ月…あれからあいつ、謎の人物には動きは無いみたいだ。
世界は平和その物で、最初目立っていた僕の批判はランクルスの件を境にさっぱりと無くなった。
「久々に王都に行こうかな?」
「悠真よ…王都に行くのか?」
「うん…」
「じゃあ…わ…」
「グランデル様!大変です!王国の東の地でトラブルがあったようです!」
エルグがバンッと扉を開け慌てて入ってきた。
「エルグ…何があった?」
「東の地より連絡あり至急グランデル様にお会いしたいとのこと!」
「分かった!直ぐに行く!すまない悠真…急ぎグランデル王国に行かなければならなくなった…悠真と王都巡りしたかったが…」
イリアスは寂しそうにそう言い僕に顔を向ける。
「仕方ないよ…一国の長なんだから!緊急何でしょ?早く行かないと!僕の事は気にしなくていいから!」
僕はイリアスの頭をポンッと撫でそう言う。
「はぁ…悠真とのデート…しかし仕方ない…行ってくる!」
イリアスは落ち込みながらそう言うと急ぎ支度をし部屋を後にした。
「ただ事ではないようでしたが…」
ユリーシャは心配そうにそう言った瞬間だった。
「ユリーシャ様!早急に王都王宮の王様の所まで来られたしと連絡が!」
ルルーシャが勢いよくドアを開けそう言いながら入ってきた。
「何か…あったのですか?」
「伝言では勇者ユリーシャ早急に王都王宮に!とだけ…」
「わかりました!直ぐに支度し伺います!」
「はっ!」
ルルーシャはそう言い部屋を出る。
「何か急用のようです!すみませんが私も…」
「うん…気を付けて…」
「はぁ…悠真様とデートしたかったです…」
肩を落としながらボソリそう口にするとイリアス同様急ぎ支度をしユリーシャも部屋を後にした。
「何事だろうね?」
「うん…少し嫌な予感がする…当たらないといいけど…」
部屋に残った花菜にそう言い僕は外を見た。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回作もかなり間が空くと思いますが待ってくださると嬉しいです(>_<)
それでは皆様、またお会いする日まで(*`・ω・)ゞ




