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番外編5

かなり遅くなりすみません…

よろしくお願いします!

「はぁ…どうしたものかな…」


僕はベッドに横になり日中の話を思い出してため息をついた。


――――――《回想》――――――


『返事は今出さなくてもいい…』


『だけどなるべく早くお願いする…』


『決心が決まったらこれを…』


『これは?』


『その手紙を開けば決心が決まったと我と王に伝達が行くように魔法をかけておる…その伝達を受け取ったらまたこの屋敷に来るゆえにその時に返事を聞こう!』


『は…はい…』


『『いい返事を待っている!』』


――――《回想終了》―――――


「うーん…僕がこの世界の…しかもユリーシャとイリアルの婿になるって…確かにそう言う話あったけど…実際に言われるとなぁー…はぁ…どうしたものか…」


「悠真様?そんなにため息をついてどうしたのですか?」


「うわっ!」


突然の声に僕はビクッと飛び起きる。


(ドン!)


「いてててて…」


ベッドから落ちた僕はベッドの柱に頭をぶつけ頭を擦りながら声がした方を見る。


「悠真様!?大丈夫ですか?」


「何だ…グードか…ビックリした…何時からいたの?」


声がした方にいたのはグードだった。

僕はグードだと分かるとふぅーと息を吐きそう言った。


「うーん…悠真様がどうしたものかと悩んでいるところから?」


「最初からいたの?声かけてくれれば良かったのに…」


「うーん…声はかけたんですよ?でも、悠真様全然気づいてくれなかったので…」


グードは顔を下に向けそう話す。


「そうだったの?ごめんね…考え事してて気が付かなかった…」


「いいえ!」


「ところでグード、僕に何か用?」


「あっそうだった!ご飯が出来たから悠真様読んでこようと思いまして!」


「あー…ありがとうグード…わかったすぐに行くよ!」


立ち上がりながら僕とグードはそんな話を交わした。


「はい!早く早く!」


「わかったわかったから!」


そう言いながらそわそわとしているグードを僕はそう言いながら落ち着かせる。


「じゃあ行こうか!」


「はい!」


僕とグードはそう言って部屋を出た。


「悠真様呼んできましたよ!」


グードはそう言いながら食堂のドアを開ける。


「おまたせ!」


「むぅー…」


僕が部屋に入るとイリアル、ユリーシャ、花菜が何やら不穏な空気を漂わせ椅子に座っていた。


「皆さんいつまでそうしてるんですか?悠真様が何事って顔してますよ?それにあれは公平に決めたのですよ?」


グードの話について行けず僕はボーッと突っ立ったままいる。


「うむ…そうだが…」


「うー…私が行きたかったです…」


「確かに公平に決めたけど…」


三人はそれぞれそう言いはするが何処か不満が残る感じでジーッと僕を見た。


「えーっと…僕何かした?」


四人の話が分からず僕は恐る恐るそう聞く。


「ほら!悠真様が怖がってますよ?」


「すまない…悠真が何かしたわけではないのだよ?」


「私たちの話ですから…」


「ごめんね…」


グードの一言で皆はハッとなり謝ってきた。


「うん…何かわかんないけど許すよ?」


僕は首を傾げながら皆にそう言った。


「はい!では、これで話は終わり!」


グードはそう言うと僕を椅子に座らせた。


「あれ?そう言えば親衛隊と信者の皆は?」


僕は辺りをキョロキョロしながらそう言う。


「あー…エルグたちは先にご飯を食べて母上から呼ばれてグランデル王国に行っている!」


「こちらのルルーシュたちも同じように王様に呼ばれてアルデルン王国に行っています!」


二人は交互にそう話した。


「そっか…五人か…今まで皆で食べていたから寂しいね…」


僕は寂しげにテーブルを見てそう言った。


「まぁ…今晩だけみたいだから我慢だよ悠真君!さっ!美味しそうな雪ウサギの鍋だよ!食べよ食べよ!」


花菜はシーンとなっている食堂で明るくそう言った。


「そうだね!食べよう!頂きまー…」


《悠真!神様から伝言!》


「えっ!?」


僕がご飯を食べようとそう言った瞬間アルンから話しかけられ言葉を止める。


《その子の帰る準備が整ったって!》


「えっ!?一ヶ月じゃなかったの?」


《それが…その子の世界の人たちもその子を探していたらしくて思いの外時間がかからなかったらしい…明日にでも準備をお願いだってさ!》


「ほんとに?」


「悠真よ、さっきから何を一人で言っておる?」


イリアルが首を傾げながらそう僕に聞いた。


「あっ!えっと…アルンが神様からグードを帰す手配が整ったって明日準備を整えてって伝えに来てくれたんだ!」


僕はアルンから聞いたことを三人に伝えた。


「そうですか!」


「そうか!」


「ほんとに!」


ユリーシャ、イリアル、花菜はそれぞれそう言う。


「グード!良かったね!」


僕はグードを見てそう言った。


「そっか…向こうでも探してくれてたんだ…うん!良かった!ありがとうございます皆さん!」


グードは弾みながらそう言う。


「今日は皆いないから明日お別れ会をやろう!」


「アルン、グード帰すの明日の夜でもいいかウェルスに聞いてくれる?」


《もう聞いたよ!良いってさ!》


「仕事が早いね!ありがとう!グード明日の夜にウェルス…神様が迎えに来るって!明日はグードにとって最高の一日にしよう!」


「ありがとうございます…悠真様!」


子供のようにピョンピョンと弾みながらグードは言った。


「よし!じゃあ、ご飯食べて明日に備えよう!」


僕らはそう言って食事を開始した。



翌日


僕は帰ってきてた皆を集め昨日の事を話した。


「そう…ですか…」


皆は少しだけ寂しそうにそう言いグードを見る。


「皆さん…違う世界から来た僕を心暖かく歓迎してくださり本当にありがとうございます!皆さんのこと忘れません!」


グードは小さな体を折り曲げてそう言う。


「まぁ…寂しいのは分かるけど、グードにも向こうで待ってる人がいるからね!それに帰るのは今日の夕方最後の思い出作り皆で名一杯楽しもう!」


僕は下を向く皆にそう伝えた。


「そうですね!」


エルグがそう言い皆は強く頷いた。


「そうと決まれば腕をふるった最高の料理を作ります!」


アースがそう言いララルが頷く。


「よし!じゃあ…アースとララルが食事の準備をしてる間に僕らは皆でパーティーの準備をしよう!」


「「「「おー!!!!」」」」


僕の声かけに皆はそう言ってパーティーの準備をやり始めた。


――――――二時間後―――――――


「「「「できました!!!!」」」」


「「料理もできました!!」」


庭には豪華に飾られた机や椅子、机の上には豪華な料理がずらりと並べられた。


「よし!じゃあ、パーティーを始めよう!グード!短い間だったけど楽しかったよ!自分の世界に帰っても元気でね!」


「はい!皆さん本当にありがとうございます!こんな豪華なパーティーもありがとうございます!短い間でしたが皆さんの暖かさ忘れません!本当にありがとうございました!」


グードは皆を見て深々とお辞儀した。


そして、僕らはパーティーを開始した。


楽しい時間はあっという間に過ぎていきいつの間にか辺りは薄暗くなり、グードが帰る時間になっていた。


《ゆうま!神様からもう時間だって!》


「うん!わかった!皆!もうグードが帰る時間みたいだよ!」


僕の声に皆はグードの周りに集まる。


「皆さんお世話になりました!どうかお元気で!」


グードがそう言い終わると同時に空間に穴が開きグードが吸い込まれていく。


「グードも元気でね!」


小さくなっていくグードを見ながら僕らは涙を流しながら手を振りそう言った。


グードは頷きながら小さく手を振り空間の穴に消えていき空間の穴が閉じた。


「楽しかったよ…」


僕はボソリとそう言った。


片付けを終え、僕は自分の部屋に戻る。


(キラン)


「ん?」


部屋に戻った僕は机の上に光る何かに目をやる。


「グード…」


机の上には辿々しい文字で書かれた〔ありがとう!〕の手紙と綺麗なガラスのネックレスが置かれていた。


これで僕らと巨大生物グードのちょっとした物語は終わり。

番外編終りました!

第一部はこれで終わりますが、第二部、まだまだ悠真達の物語は続きますのでよろしくお願いします!

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