腹が減っては何とかは出来ぬ…だからご飯を食べよう!
かなり遅くなりすみません…。
しばらくの沈黙の後、エルグが口を開いた。
「さっきの声の主が先程話された奴なのですか?」
「あぁ…そうだ…」
イリアルが静かにそして重みのある声で言う。
「なんだか、凄く…」
そういって、ルルーシャは下を向いた。
他の親衛隊、信者も目をうろたえながら下を向く。
当然だと僕は思った。
だって、奴は命を奪うことを何にも思っていない、むしろそれを楽しんでいる声だったからだ。
それで怯むな、怖がるなと言う方が無理な話なのだ。
「………」
またも皆の沈黙のが続く。
「あーもう…悩んでても仕方ない!まずはご飯を食べよう!アース、ララルご飯の準備をしてくれるかな?」
悶々とする頭をかきながら僕はそう口にした。
僕の言葉に皆は鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしてこちらを見る。
「悠さん…今はそれどころじゃ…」
シャルが静かにそう口にする。
「いや、今だからこそ食べるんだ!僕のいた世界では腹が減っては何とかは出来ぬって言うことわざがあるんだ!意味は、忘れたけどたぶんお腹すいてたらなにも出来ないって意味かな?」
僕は皆を見ながらそう言う。
「ふっ…」
「ふふっ…」
イリアルとユリーシャは口元に手を添えクスクスと笑っていた。
「ん?」
二人が笑った意味が理解できず僕は首をかしげる。
「いえ…悠真様なんだか最初にお会いしたときより変わられましたね?」
「うむ…最初にあった時の悠真もなかなかよかったが今の悠真はさらに魅力を感じるようになった…それに何で自分の国のことわざなのに言葉が曖昧なのだ?」
二人はそう言うとまたもクスクスと涙目になりながら笑っていた。
「あー…まぁ確かにね…」
僕は頭に手を置き苦笑いを浮かべた。
「こんな状況でグランデル様もユリーシャ様もなに笑ってるんですか!それにあんたもなに納得してるのよ!」
エリが金魚みたいにパクパクと口を動かして言う。
「エリ…あまりきれると眉間にシワができるよ?」
僕はエリにそう言うとエリはポカーンと口を開け固まってしまっていた。
「ん?おーい…エリ?どうしたんだ?おーいエリ?エリさん?聞こえてますか?」
僕はエリの顔の前で手をパタパタさせていた。
すると
「…ぷっ…ぷふぁはははは!」
と皆が一斉に笑いだした。
「やはりユリーシャ様、グランデル様が選ばれた方だけありますね!」
シャルが口に手を宛ながら言う。
「さすがは主です!」
アルが後に続くようにそう言う。
「さぁ…じゃあ悠真が…この屋敷の主が飯を食おうと言っている」
「皆さんご飯の準備に取りかかりましょう!」
イリアルとユリーシャは手をパンパンと叩いて笑っている皆に指示した。
「イエス!」
皆はそう言うとそれぞれ準備に取りかかった。
「エリ?もうそろそろ戻っておいで!」
アルがエリの耳にこそりとそう言う。
「はっ!アル?ん?私は何を?皆は?」
エリは辺りを見渡しながら首をかしげる。
「ご飯の準備だよ」
アルは笑いながらエリに言った。
「でもそれどこじゃないとさっきも…あっ!それにあんた、何がキレると眉間にシワができるよ!」
エリがそう言い僕に言い寄ってこようとしたときだった。
「エリ…今はご飯の準備!これはグランデル様やユリーシャ様の命令でもある…この意味わかるね?」
アルは静かにそう言葉にした。
「うっ…イエス…覚えてなさいよ…」
エリは言葉をつまらせながら涙目になりながらボソリとそう言葉にした。
(あーちょっとからかいすぎたかな?)
僕は心のなかでそう思いながらポリポリと頬をかいた。
「よし…じゃあ私たちも手伝いにいくよ!」
アルはそう言うとエリの手を引きながら食堂に入っていった。
「悠真はやはり変わったな」
「はい…そうですね」
「やっぱり婿候補にして…」
「正解でした!」
(チュッ)
「へっ?」
そういわれながらいきなりほっぺにキスをされたものだから僕はぶわぁぁっと赤く頬をそめ二人を見た。
「「大好きだぞ(です)!」」
僕の顔を微笑みながら見る二人に僕も微笑み返しながら二人を見た。
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ランクルスとの対戦まで3カ月…。
最後まで読んでくださったかたありがとうございます!
そして、待っていてくださった読者の皆様投稿が遅くなり本当にすいません…
これからも投稿が遅くなったりすると思いますがよろしくお願いします‼️




