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僕の真実とこれからの事

お願いします!

『そっか…あれは、本当に起きてたことだったんだ…』


僕は紅茶を飲みながら小声で言う。


『神様は…』


『あっ…ウェルスで結構です!私も悠真と呼び捨てにしているので…』


(なんか、人みたいな神様だなー)


僕はそう思いながら神様ウェルスを見る。


『じゃあ遠慮無く…ウェルス…いくつか質問があるんだけどいいかな?』


僕はウェルスにそう訪ねる。


『その前に椅子に座りましょう』


ウェルスは椅子に座りながら言う。


『あっ…うん』


ウェルスに言われるがまま僕は椅子に座った。


『では、質問をどうぞ?』


『あっ…えっと、じゃあ僕の中に何で斑模様がいるの?僕は異世界転生しただけで後はいたって普通の人間だったはず…』


僕は自分の力の事を質問した。


『それは、貴方が昔こちらの世界で神から力を貰ったからです!』


『えっ?どう言う…』


僕は少し頭を傾げてそう言う。


(ハッ!)


『神話?…皆が言っていた神話は本当に起きた出来事だったってこと?』


僕はばっとウェルスを見て言う。


『そうです。まぁ…この話を真実だと言う人はあまりいなくなりましたので神話と言われるのも仕方ないですね。』


『あまりいなくなったって?神話の真実を知ってる人がいるの?』


ウェルスが言ったことに疑問を抱き僕はそう言う。


『えぇ…一人だけ…リークだけが真実を知っているのです』


『えー!!』


僕は驚きながら大声を上げた。


『悠真…あまり大きな声を出して貰うと困ります』


『あっ、ごめん…』


『コホン…リークは特殊な力をいくつも持っているのです。』


ウェルスは口元に手を当てながら言う。


『あー…なんか前に会った時、エクスを見せて貰ったような?』


『ふふっ…』


それを聞いたとたんウェルスは少し笑った。


『リークは目立ちたがり屋だったですからね?では、話の続きをします』


そう言うと今まで笑っていたウェルスの顔が真剣な顔に変わった。


『リークの魔法の一つに過去の真実を見る力があるのです。その魔法が何の魔法か分からず発動させたリークは過去に飛び全てを知ったのです。言葉で説明するのは難しいので悠真には実際に私と共に時巡りして貰います。斑、私たちが戻って来るまで留守番を頼みますよ?』


ウェルスは斑模様を見て言う。


『了解しました!神様、主人いってらっしゃい!』


斑模様が僕らに手を振る。


(パチンッ)


その音と共に目の前の世界が変わった。


『うわー!』


『悠真、私から決して手を放さないで下さいね?』


僕が驚いている後でウェルスは僕の手を掴みそう話した。


僕はコクコクと首を振るのが精一杯でギュッとウェルスの手を握りしめていた。


『さぁ、着きます。』


ウェルスの言葉で周りを見ると光以外何もない世界からグランデル王国とアルデルン王国が現れた。


しかし、僕が知っている国ではないと瞬時に分かった。


『流石、悠真。そう、ここはまだ人々と魔王軍が争い何百万人もの血が流れていた時代。そして、その国の境…悠真が今住んでいる屋敷に昔住んでいたのが後に神から力を受ける村人です』


ウェルスは外に出ている村人を指さしながら言った。


『って言うことは、あれが現実世界に転送される前の僕?』


『そうです』


ウェルスがそう言うとまた場面が変わった。


『そして、下界の争いに哀れみを感じた神が昔の悠真に強力な魔法を渡したのです。』


ウェルスがそう言うと何やら話し声が聞こえてきた。


《汝村人よ!お主はこの戦いをどう思っている。》


《僕は争いごとは嫌いです…しかし、僕はなんの力もない村人…争いを止めることは出来ない。僕はこの屋敷で争いに干渉せずに生きていくので精一杯です》


『こう言ったのが昔の悠真、この時の名前は、アンディス・ウィルト・フォルンです』


ウェルスは村人を指さしながら言う。


そしてまた話の続きが始まる。


《うむ、気に入った。ならば、汝、村人に我が力を少し授けよう。汝が争いが嫌いならば汝が争いを止めるが良い。》


《ですが…》


《汝に我が力を与える……》


そう言った瞬間眩いばかりの光がその村人を包み込んだ。


それから村人はすぐに戦争を止め人々と魔王軍の争いが終わった。


それから、数日が経った日。


《アンディス・ウィルト・フォルン様!ご在宅か?》


何やら禍禍しい姿の奴とビシリと鎧を身につけた勇者が屋敷の戸を叩いてそう言っている。


《なんですか?のわゎ!》


そう言い戸を開けた瞬間に二人は屋敷に入ってきた。


そして、話が始まる。


《アンディス様にアルデルン王国国王から伝達、アンディス・ウィルト・フォルン、お主に我が国アルデルン王国の国座につく事を命ずる!とのこと…》


《いや、アンディスは我が息子として迎え入れる。アンディス・ウィルト・フォルンお主に魔王の座を渡そう》


二人はそういってアンディスを見る。


《凄く栄誉あることだと思います…》


《では(じゃあ)!》


勇者と魔王は顔をにやつかせて言う。


《しかし、僕はどちらの期待に沿うことは出来ません。》


《だか、それなら、その力の意味がないではないか!》


魔王が言い、その言葉に勇者が頷く。


《争いがなくなった今、僕はこの力を使おうとは一切思っていません…》


《ふんっ!もう良い!我は帰る、こんな腑抜けに要はない!》


期待と違う答えを言われ魔王は自分の国に帰っていった。


《本当にそれで良いのですか?》


《はい!国王にも包み隠さず本当のことを話して頂いて構わないです。》


《承知しました。》


勇者は一礼したのち国王のいる国に帰っていった。


『今とは雰囲気が違いますね?昔は堂々とされていたのに…』


ウェルスはチラリとこちらを見る。


『これは、僕であって僕じゃないんだよ?』


僕は顔を赤らめながらそう言った。


(大体、昔の記憶がないのに言われても…僕だって分かって…)


『ふふっ…悠真、ここでは考えていることが丸わかりなので全て聞こえてますよ?』


『あーもう、逃げ場がないよ!』


僕らがそう話しているとまた場面が変わった。


《汝、村人よ!いや、我が友人アンディス・ウィルト・フォルンよ!お主の答えに納得がいかず魔王軍と勇者たちがお主を殺そうとここに向かっている。我が力を与えたばかりに大きな事に巻き込んだすまない…勝手ながらお主には今から異世界に行ってもらう。この世界で平和を作るのは無理だっあようだ!我が願望を受けてくれて感謝する。あわよくば次行く世界では友が望む平和な国であることを願う!》


そう神が言うと光と共に僕は目を閉じた。


『悠真?目を開けれますか?』


ウェルスの声が聞こえ僕は目を開ける。


『神様、主人、お帰りなさい!』


目の前には斑模様がいてニコリと僕を見ていた。


『うっ…うー…』


『どうやら、大丈夫みたいですね?』


『あの後は?』


ホッとしているウェルスを見て僕は話の続きを聞く。


『その後は、悠真が一番しっているんじゃないですか?』


『あぁ…あの退屈な世界に飛ばされ、生を受けた。』


『そうです!飛ばされたショックから記憶は無くなっていた様ですが…』


『なんで、初めて僕と会ったときこの話をしなかったの?』


僕は頭を抑えながら言う。


『悠真自身の記憶と力がまだ不完全な状態だったからです。』


『なるほど…でも、今は思い出してる…じゃあなんで力を制御できなく?』


『それは、僕が話すね?』


そういって斑模様がヒョコリと僕の前に出て来て座る。


『主人は長年記憶が戻ってなかったし、精神、身体共にここに居た時より弱くなっていたんだ!それで、力が暴走、本体で意志を持つ僕を吹っ飛ばして力だけが暴れた。今、力はリークさんが眠らしているから良いけどこの魔法ももって5年と考えていい。』


『へー!5年ももつんだ…』


斑模様の話を聞きながら僕は手を動かす。


『主人!5年もじゃなくて5年しかもたないんだよ?今から5年で主人はこっちに居た時そう、昔の主人見たいな精神と身体を身に付けないといけないんだ!』


斑模様は僕に小さな顔を近づけながら言った。


『普通に修行してパッて身につくんじゃないの?』


僕は小さな顔を放しながら言う。


『普通にやってたら何十年もかかってしまうんだ!まぁ身体だけなら5年稽古をすればどうにかなるけど精神はそんな簡単には鍛えられない。心のケアを行いそして、キツい修行から逃げず過去から逃げず修行しないと身につかないんだ!それを5年でやるのは主人が思っている数百倍も難しいんだ!』


『そんなに?僕に出来るのかな?』


斑模様の気迫に押され僕は下を向く。


『出来るかな?じゃなくてやらないと行けないんだ!今度暴走したら、リークさんでさえ止められない。主人はあの世界が自分の手で壊れていくところを見たくはないでしょ!?』


斑模様の言葉が僕の胸に鋭く突き刺さった。


『見たくない!こんな僕を好きだって言ってくれる人たちがいるから…』


僕は手を握りしめて言う。


『うん!その目だよ?僕の力は眠っているけど知恵はかせる…僕の知力の限りをもって主人をサポートする』


斑模様は言う。


『ありがとう!斑模様…』


僕は斑模様の小さな手を掴みお礼を言った。


『私は手出しする事は禁じられていますが、相談に乗ることは出来ます。悩んだら、またお茶を飲みながら話しましょう!』


『ありがとう、ウェルス!』


僕はウェルスの手を握りお礼を言う。


『じゃあ、主人、行こう!皆が待ってるよ?』


『うん!斑模様…なんか、斑模様って言うのも何だから、昔の僕の名前アンディス・ウィルト・フォルンからとって、アルンて読んでも良いかな?そのかわり、僕のことも悠真でいいから!』


『分かった!悠真!』


アルンは微笑んで僕を見る。


(僕が僕を見てるって不思議な感じだよほんと…)


『では、悠真、また…』


僕がそうこう考えているとウェルスがそう言って手を振る。


『ウェルスもありがとう!』


僕がウェルスに手を振っているとアルンが僕の体にスッと入り僕はまた気を失った。

最後まで読んで下さりありがとうございます!

悠真の過去が明らかになりこれからの悠真達が楽しみです!

では、また次回!

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