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神話と決意!

今回もよろしくお願いします!

「昔々、魔王軍と人間(勇者)が争っていた時、ある町の外れに一人の少年が住んでました。


少年は戦いが大っ嫌いで魔王軍と人間が住んでいる国の狭間でひっそりと暮らしていました。


魔王軍と人間の戦争が徐々に激しさを増して行き沢山の人々と魔族が死んでいきました。


その光景を天から見ていた神様は悲しまれ、戦争が好きではない少年に魔王と勇者を優に超える力を与えました。


少年は神様からもらい受けたその力を使い、魔王軍と人間(勇者)たちの戦いに終止符を打ったのです。


魔王と人間の王様から命令を下された勇者はその少年の力を利用しようと少年の家に訪れ少年を自分たちの国の長になれと言いました。


しかし、少年はその話を拒み『この家でひっそりとのどかに暮らしていきたい』と魔王と勇者に伝えました。


魔王はかなり腹を立て自分の国に帰り、勇者もその言葉を伝えるため王様の元に帰っていきました。


勇者から話を聞いた王様は腹を立て勇者と自分の国の兵士たちに少年を処刑するように命じます。


一方、自国に帰った魔王もまた腹の虫が治まらないと言い、国の軍隊を連れ少年を殺しに向かいました。


さすがに魔王軍と勇者ひきいる人間たち、いくら神様から授かった力でも無理があります。その事に気がつき自分の犯した過ちを知った神様は少年を助けるために少年を異世界へと転送したのです。


魔王軍と勇者ひきいる人間たちが少年が住んでいた所に着いたときはそこはもうものけのからとなっておりました。


終止符をようやく打ったと思った戦争もまた勃発し、神様はその様子を天界から悲しそうに見ていましたが今度は、戦争を止めることをせず唯々見ているだけでした…ふぅ…」


ユリーシャは一息ついて物語は終わった。


「それがこの世界に伝わる神話なの?」


「あぁ、子どもの頃に誰もが聞く物語だ。」


僕の質問にイリアルが答えた。


「でも、その話はあくまでも物語上の話なんでしょ?」


僕はさらに質問する。


「はい…あくまでこの話は物語です。」


ユリーシャが言う。


「それに、その少年と僕との接点があまりにもなさ過ぎはしないかな?」


僕はさらにそう言った。


「いえ…悠さん…接点があまりにも重なりすぎです。」


シャルが言う。


「えっ?」


僕は驚いたようにシャルに言った。


「そうだ…悠真との接点が多すぎるんだ。」


首を縦に振りながらイリアルが言う。


「えっ?そんなに接点あった?」


「はい。分からないのでしたらポイントごとにお教えしましょうか?」


僕が色々と考えているとユリーシャがそう言って話をする。


「ポイント1:悠真様も少年同様で神様に合って

       いる。

 ポイント2:悠真様も魔王と勇者を優に超える

       力を持っている。

 ポイント3:物語では神様が異世界に転送した

       けど悠真様はその逆で転送されて

       きた。これだけの接点があるので

       すよ?」


ユリーシャは真剣なまなざしで僕を見た。


「うーん…でも、仮にその物語と一緒だったとして、この力を使って僕に何を…まさか…」


僕はふとユリーシャたちから聞かされた十年前の話を思い出す。


「そうだ。予測としてだが多分ドラゴンがまた目を覚ますんじゃないかと私たちは考えているのだ。」


イリアルが言う。


「でも、イリアルたちのお母さんとお父さんがいるじゃん!イリアルとユリーシャもいるし、僕の力無しでも戦えるんじゃ…」


(あっ…まただ、僕は変わりたくてこの世界に来たのに、やっと変われたと思っていたのにまた…目の前の状況から逃げようと…いや…目の前の状況からだけじゃない…僕は変われたと自分で思い込んでただけで何一つ変われてない。イリアルとユリーシャ、親衛隊や信者の皆の優しさに甘えて現実世界から逃げてきた。逃げて良いことあったか?悠真…もう逃げるのはやめにしよう…あの頃の話を皆にしよう。)


僕はそう意志を決意した。


「悠…様?悠真…様?悠真様!?」


考え事からハッと我に返った僕の前には、僕の名前を必死に呼んで心配するユリーシャと、それを見ながら心配そうにのぞき込むイリアル、シャルの姿があった。


「あっごめん…少し考え事をしていた。」


「はぁ…よかった。悠真様が固まったのでビックリしましたよ!」


ユリーシャがため息をつきながら言う。


「何を考えていたんだ?」


イリアルは首を傾げながら僕に尋ねた。


「あー…うん。僕から皆に話さないといけないことがあるんだ!」


僕は緊張した趣でそう言った。


「それは、悠真の中に眠っている力と関係があるのか?」


イリアルが言う。


「分からない…けど今言わないといけないような気がするから…逃げるのはもう嫌だから!」


「…分かりました。」


「…分かった。」


「悠真(様)の話を聞こう(聞きましょう)」


僕の真剣なまなざしを目の前にイリアルとユリーシャは微笑みながらそう言った。


そうして、深夜3時過ぎ、各部屋で寝ていた皆が起こされ、リビングに集まった。


事の事情は先にイリアルとユリーシャが話してくれた。


「ふぅ…皆、こんな夜中に起こしてしまってごめん。今日は僕がここに来る前…僕がこことは違う世界で過ごしていたときからどうやってこの世界に来たのかを皆に話そうと思って皆を集めた。あの世界の話はあまりしたくなかったから逃げてきたけど、今日は頑張って逃げずに話すから聞いて欲しい。」


僕はそう言うと皆に頭を下げた。


「悠真、顔を上げろ!」


「そうですよ!話して下さい!私たちが着いています。」


「グランデル様とユリーシャ様にそこまで言われてるんだよ!しっかりしろ、変態!」


イリアルとユリーシャの声そして、エリからの声かけに僕は驚き顔を上げ皆を見た。


皆はうんうんと微笑みながら顔を縦に振り僕を見る。


「エリ!後で私の部屋だ!」


「あっ…」


エリの言葉遣いにエルグが怒りそう言いエリは下を向く。


「はははははっ!」


その光景を見て皆は大笑いした。


笑いおえて始まるのは僕が現実世界にいたときの話。


「僕は地球と言う星の日本って言うところに住んでいたんだ…」


そうして僕の話の幕が上がる。

モテ僕を最後まで読んで下さりありがとうございます!

次回は悠真が現実世界にいたときの話です!

それでは、また次回!

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