二章 同士現る。
名保里こと、赤熱戦士ナポリタンは先の恐ろしい戦から平和、いや食料自給率を守るために、日夜奮闘していた。
「おいてめぇら!何やってんねん。まだ苅り時やないやろ。馬鹿かてめぇは。行くぜ!ナポリタン、頂きます」
赤い鎧が姿を表した。
「んだてめぇよ。もうやられねぇぜ。秘密兵器よ殺ってしまえ」
「ドウモ、生き急ぎショクモツカルンダーです」
「しょくもつ…わかんねぇ長すぎる。もう兎に角、食物を奪うやつは俺が許さねぇ」
「お前も狩ってやるよ。カルンダーアタック」
「やらせねぇぜ」
華麗にその刃をかわしたが転けてしまった。
南無三、彼はやられそうになったのだ。一巻の終わりか!名保里。
とその時だ!ある男が彼の前に現れたのだ。
「情けないな。よし。軽保奈良麻呂がお相手してやる。さぁ、覚悟しろ。平安貴族の意地を見せてやる」
「貴様!グルなのか?」
「あぁ!そうかもしれないな。食料自給率を守るためにな」
「俺達は何も知らねぇよ。だから相手にするだけ無駄だぜ」
「しらばっくれても許さねぇぞ。濃白戦士カルボナーラ参上つかまつる」
「くっそ!腹が減ってきたぜ。何か食うものは」
「よし!これでもどうだ。カルボナーラやで」
「おい!お前達、毒味をしろ」
「分かりましたよ。師匠」
手下はカルボナーラを食べていた。
「師匠。問題ありません」
「では、頂くとしよう。地球の食事。まぁ、口にする価値もあらへんけどな。うん!上手すぎる。俺がやっていたのは間違っていたのか?」
「さぁ!話してもらおうか。お前達がやっていたのは。誰の命令なんや?」
「さぁ?何の事だか分かりませんよ」
「ただ飯くらいは許さへんで。相当なリスクを払っていただかなきゃいけませんよ」
「あなたが勝手に食べさせたんじゃないですか?」
「うるせぇ!レッド。敵に同情してどうすんや?」
「レッドじゃありません。赤熱戦士ナポリタン。参上」
決めポーズを決める。
「そんなのはどうでもいいんや!おい!説明しろよ。なぁ?あんた達」
そこにはやつらの存在はなかった。
「お前!何て言うことをしやがったんだ!許さねぇぞ。」
レッド…もとい赤熱戦士ナポリタンを叱りつけようとした。
だが、彼も姿がなかった。
次も宜しくお願いします。飽きないようにやっていきますんで。