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僕達の七夕戦争  作者: 小月 恵
プロローグ
1/14

2037/07/07

2037年、今日も地球は相変わらず回り続けている。

少し前まで騒がれていた地球温暖化も、今は少しずつ快方へと向かっているようだ。

昔から何一つ変わらない日々、夜空には綺麗な月がのぼっていた。




夜の街中は、酔ったサラリーマンや水商売の女性で溢れている。



長月ながつきはるかは、そんな夜道をゆっくりと歩く。



----------あの頃の友達は元気にしているだろうか。



同窓会の日の夜、誰もが思うそんなあたりまえの事を思い出しながら。



案内状に導かれ、辿り着いた居酒屋"呑兵衛のんべえ"日本古来、古くからの木造建築のような見た目をしたその店の中からは、騒がしい声が聞こえてくる。



声の中には、知った声も。

はるかは引き戸をゆっくりと開けると、のれんを押し、中へと入っていく。



店内は居酒屋のはずなのに、誰が注文したのか、カレーの匂いが充満していた。



昔から変わらないあの匂い。

その匂いが、遠い昔の記憶を呼び覚ます。




勉強も、部活も、そして恋も。一直線で全力だった、あの頃の記憶を。

 

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