表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

第1話:コーラって結構砂糖入ってるんだよ?

この小説を書いていて思った事がひとつ。


俺、なにが書きたいんだろうか・・・


スポーツ物なのか、学園物なのか、はたまた恋愛物なのかは、皆さんが勝手に判断しちゃって下さい。

 25メートルのプール

 

 天の上にある太陽の光がプールの水をキラキラと輝かせている。

 

 水は透き通り、プールの底が見えるくらいだ。

 

 ザプ〜ンっ!!

 

 雲一つない青空の下、優しいそよ風がプールの水に波を作る。

 今の気温は29度。カラッとした暑さだ。

 

 トンボが空を飛んでいる。

 本日は晴天なり!!

 

 

 

 

 

 

 「はい、今日の授業はここまで。週番、号令」

 

 「起立、礼」

 

 

 

 号令が終わり、今まで授業をしていた現国の教師が教室をでていく。

 

 (やーっと6限目が終わった・・・)

 

 教室の窓側、一番後ろの席に座っている一人の男子生徒はグイッと伸びをした。

 

 「あ、正成、今日の部活3時50分からね」

 

 突然、隣の席の女子が話し掛けてきた。

 

 「了解・・・」

 

 正成と呼ばれた男子生徒は、そのまま机に俯せになった。

 

 

 

 ここは〇〇県立征咲高等学校。

 その二年二組の教室に彼はいた。

 成績はちょい悪、けど運動なら少しはイケる、少し短めの髪にキリッとした目、程よくついた筋肉、高めの身長。

 彼の名前は谷笠正成、9月15日生まれの乙女座。

 

 好きな食べ物は牛タン、好きな動物はペンギン、得意な教科は体育、

 そして、現在所属している部活は・・・

 

 

 

 「おーし、着替えた奴からストレッチな!!」

 

 そう言うのは、水泳部の顧問でもある教師、鏑木彰吾。

 

 水泳部員達は次々にストレッチを始めている。

 

 「おい谷笠、もっとしっかりストレッチしろ!」

 

 「あーい」

 

 正成は水着に着替え、プールサイドでグダグダなストレッチを始めた。

 

 「こらぁ!!へらへらするな!!」

 

 注意されても全く動じない正成。

 

 「お前はそんなに注意されたいのか!?」

 

 「・・・ったく、だりぃな」

 

 ボソッと呟いた正成の声は、しっかり顧問の耳に入っていた。

 

 「だるいとは何だ!」

 

 「あ・・・聞こえてたのか・・・・・」

 

 「おい谷笠、ちょっとこっちにこい!!」

 

 「・・・面倒臭い事になったな」

 

 正成が渋々ストレッチを中断し、顧問がいる向かい側のプールサイドに行こうとしたその時、

 

 「どりゃぁぁぁぁ!」

 

 突然、何者かが正成に向かい全力疾走、正成が気づく前に、かなりの威力(助走大)を持つ跳び膝蹴りを正成に放った。

 

 「どはっ!!」

 

 どっぽーん!!!

 

 突然の奇襲に正成は跳び膝蹴りをもろに喰らい、少し吹っ飛び、プールに落下した。

 

 「あんた、ストレッチくらいちゃんとしなさい!!!」

 

 さっきまで正成がいた場所に立ち、仁王立ちをしている少女が一人。

 

 「いってーな!!テメェ何すんだよ!!」

 

 水面から顔を出し、かなりイラッとした表情をしている正成。

 

 「うるさいわねぇ!!あんたがちゃんとストレッチしてないのがいけないんでしょ!!」

 

 相変わらず仁王立ちで正成に注意をする女子生徒。

 

 彼女の名前は凜奈。泡岸凜奈。正成と同じ征咲高二年二組。2月7日生まれで、征咲高水泳部マネージャーだ。

 肩まであるセミロングの髪は薄い茶色(地毛)で、目は若干大きめ、少し焼けた綺麗な肌、男子達の間ではストライクの領域だ。 ちなみに勉強はあまりできず(特に英語)運動は得意、正成と同じタイプだ。

 ちなみに、今日の6限終了時に正成に話し掛けてきた女子は、凜奈だ。

 

 「早く上がってストレッチしなさい、バカ!」

 

 水面にいる正成に向かい叫び続ける凜奈。

 

 「うるせぇ!!第一、俺をプールに突き落としたのお前だろ!」

 

 正成は怒りを増加させながらプールサイドに向かい泳ぎ出した。

 

 

 

 

 

 正成と凜奈。

 二人は幼なじみだ。

 

 二人の家はそんなに離れてなく、徒歩で三分もあれば行ける距離。

 二人は幼稚園の時からずっと一緒で、小学の時は五年生の時以外は同じクラス、中学の時は二年生の時以外は同じクラスと、ほぼ一緒のクラスなのだ。

 ちなみに高校は一年二年ともに同じクラス。

 

 「あ〜あ、今日は最悪だったよ」

 

 部活終わりの帰り道、正成は友達の雄大と拓海とともに帰路についていた。

 

 「正成は何もかも適当過ぎるんだよ」

 

 こう言うのは拓海、

 

 「・・・・・」

 

 無言で携帯をいじくっているのが雄大。

 

 「だからってさ、跳び膝蹴りはないだろ!」

 

 正成は背中をさする。

 まだ、跳び膝蹴りを喰らった跡が残っている。

 

 「それはいいけどさ、正成、もう駅だよ」

 

 拓海の忠告を受け、正成が右を向くと、そこには征咲駅が。

 

 「おう、拓海、雄大、じゃあな!」

 

 正成は二人に別れを告げる。

 

 

 

 拓海と雄大は征咲市在住、徒歩通学の生徒。

 正成は隣の上谷市に在住し、電車で通学しているので、帰り道はいつもこの征咲駅で別れるのだ。

 

 

 

 「・・・喉渇いたな、ジュースでも買うか」

 

 正成は駅の入口にある自販機の前で飲み物を選ぶ。

 

 (今日は暑いからな、コーラとかにしとくか)

 

 正成は自販機のコーラのボタンを押した。

 その時、

 

 「うわっ、コーラとか選んでるよ、体に悪ぅ〜」

 

 いつも聞き慣れた声、正成はスッと振り返る。

 そこには、予想通り凜奈の姿が。

 

 「別に人が何飲んだっていいだろ」

 

 「でも水泳選手が砂糖たっぷりのコーラって・・・」

 

 そう言う凜奈の手にはサイダーの缶が・・・

 

 「お前だってサイダー飲んでるじゃん」

 

 「これは天然水のサイダーだからいいの!」

 

 なんだその理屈、と、正成は思ったが、口には出さないでおいた。

 いっつも、凜奈と口喧嘩すると何故か正成が負けてしまうのだ。

 

 正成は無言でコーラを持つと、駅の中に向かって歩き出した。

 

 「ちょっ、なんでシカトするのよ!」

 

 凜奈が正成に駆け寄って来るが、無視。

 

 「ちょっと待ってよ」

 

 凜奈の言葉を無視し、改札口を通過する正成。

 

 「正成待って、あたし今日定期忘れちゃったから切符買わないと・・・ってアレ?」

 

 改札の向こうには帰りの電車、それに乗り込む正成の姿。


 「1番線発車します。ドアにご注意下さい」

 

 アナウンスが駅内に響く。

 

 「やばいっ!!」

 

 凜奈が急いで切符を買っている頃、正成を乗せた電車はゆっくりと発車した。

 

 

 

 

 

 翌日、朝、征咲高二年二組教室。

 

 「・・・・んあ?」

 

 いつも通り1番に教室に来たと思っていた正成は、教室内に他の誰かがいる事に気が付いた。

 

 「アレ?雄大か?」

 

 そこにいたのは雄大、松場雄大だった。

 

 「何してんだ?こんな朝っぱらから」

 

 「いや、別に。ただ、面白いもの見つけてさ」

 

 「面白いもの?」

 

 「・・・拓海の机の中、見てみな」

 

 「あ?」

 

 正成は拓海の机の中を覗いた。

 教科書やノートが一冊も入っていないその机の中に一枚の紙が・・・

 

 「読んでみな」

 

 「・・・勝手に読んじゃマズイだろ」

 

 「大丈夫だから」

 

 「・・・・・」

 

 正成は好奇心に負けた。

 ぐしゃぐしゃになっていた紙を丁寧に慎重に開いていく。

 

 そこには・・・

 

 

 

 「・・・っ!!」

 

 

 その紙は、どこかの女子に貰ったであろうラブレターが・・・

 

 

 「な?面白いもんだろ?あの拓海が告られてんだぞ!!」

 

 雄大は大笑い。

 

 「う〜ん・・・やっぱり見なきゃ良かった」

 

 正成はラブレターを元のクシャクシャな感じに戻すと、そっと拓海の机の中に戻しておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 (拓海に彼女か・・・考えもしなかったな)

 

 その日の授業終わりの部活、正成はストレッチしながらそんな事を考えていた。

 

 拓海は、はっきり言って冴えない男子。ルックスもびみょ〜だし、バカだし・・・

 

 (まさか・・・先を越されるとは・・・)

 

 「こらぁ!谷笠、いつまでストレッチやってるつもりだ!!」

 

 背後から顧問のお怒りの声が。

 

 「・・・・・」

 

 正成は無言でストレッチを止めると、そのままプールへダイブ!

 

 ドポン!

 

 「谷笠、先にシャワー浴びろ!!」

 

 顧問の注意を無視し、正成はクロールしながらプールの端へ。

 

 「・・・・っ!」

 

 正成は端に着くとその場で深呼吸、呼吸後、一気にクロールで泳ぎ出した。

 

 バシャっ!バシャっ!

 

 もの凄いスピードで25メートルを泳ぐ正成。

 

 バシャっバシャっバシャっ!!!

 

 両足で水を漕ぎ、両腕で水を押し出す。

 辺りにわずかな水流を造りだす。

 

 ただ、前に進む。

 

 「・・・ったく、谷笠のやろう・・・おい、泡岸、タイム計ってるな?」

 

 「はい」

 

 白いTシャツ、下は水色の薄いジャージで、裾は少しめくってあり、オレンジ色のビーチサンダルを履いている水泳部マネージャー泡岸凜奈の手には、ストップウォッチが。

 

 バシャっ!!!

 

 太陽の光りで水が透き通り、プールは正成の泳ぎで波が立っている。

 

 正成は、ただ、前に向かい泳ぐ。

 

 そして・・・

 

 パッ!!

 

 正成は25メートルを泳ぎきった。

 

 

 

 

 「泡岸、タイムは?」

 

 顧問は凜奈が持っているストップウォッチを覗き込む。

 

 「鏑木先生、新記録出ました・・・」

 

 「なんだって!?」

 

 驚く顧問鏑木。

 

 「・・・正成って、どうでもいい時とかに限って新記録とか出しますよね」

 

 凜奈はプールから上がろうとしている正成を見ながら言った。

 

 「・・・また跳び蹴りでもしてこようかな」

 

 凜奈はストップウォッチを顧問に渡すと、その場でサンダルを脱ぎ、一気に正成目掛け走り出した。

 

 「お、おい泡岸!プールサイドで走るな!!」

 

 鏑木が叫ぶが凜奈はそれを聞かず、正成に向かい渾身の一撃を放った。

 

 「・・・なんでウチの部員は俺の話を聞かないんだぁ〜!!」

 

 鏑木は激怒、陰では他の部員が「鏑木が壊れた」などと陰口を叩いていた。

 

 

 

 

 

 その日の帰り道。

 

 「ったく、今日だけで跳び蹴り5回だぜ、さすがに参った・・・」

 

 背中に湿布を貼っている正成はいつも通り、拓海と雄大と帰路についていた。

 

 「・・・お疲れ様です、正成君」

 

 「お疲れ様じゃねーよ、拓海もいっぺん喰らってみな。死ぬから」

 

 正成は拓海に向かい蹴りの構えをした。

 

 「俺はやだよ!そう言うのは正成だけで充分」

 

 拓海は正成の蹴りの構えをスルー。

 

 しばらく、三人は無言で歩いた。

 

 

 

 「なぁ、拓海」

 

 正成はふと、拓海に話し掛けた。

 

 「なに?」

 

 「お前ってさ、彼女とかいるの?」

 

 「は!?」

 

 驚く拓海。

 

 「いや、だから彼女とかいるのかって」

 

 「・・・いない事はないけど」

 

 下を向きながら答える拓海。

 

 (やっぱりか・・・)

 

 正成はさらに聞いた。

 

 「誰?」

 

 「秘密の方向で」

 

 「んだよ、べつにいいじゃん」

 

 「秘密」

 

 「・・・・・」

 

 正成に多少の挫折感が

 

 (やっぱり先越さた・・・)

 

 その間、雄大はずーっと携帯を打っていた。

 

 

 

 

 

 

 その後、駅で二人と別れた正成は、駅舎の中へと入っていく。途中、入口の自販機の前に、見た事のある人物かジュースを買っていた。しかもコーラ。

 

 「うわっ、コーラとか買ってるよ、体に悪ぅ〜」

 

 昨日言われた通りに声を掛ける。

 

 「なっ・・・ま、正成!!」

 

 コーラを買っていた人物・・・凜奈はすぐさま振り返り、正成を確認する。

 

 「お前、人の事言えねぇじゃん」

 

 正成はコーラを顎で指した。

 

 「い、いいじゃん、あたしは水泳選手じゃないんだから」

 

 プシュっとコーラのキャップを開け、ごくごくとコーラを飲む凜奈。

 

 「俺にも一口ちょうだい」

 

 「やだ」

 

 「なっ!ひっでぇ!いつも俺はあげてるのに」

 

 「・・・・・ん!」

 

 凜奈は無言でコーラを差し出だ。

 

 「サンキュー」

 

 正成はごくっと一口。

 

 「うわっ!バカ!正成飲み過ぎ!」

 

 「へ?俺、そんな飲んだ?」

 

 ペットボトルを見ると、半分ほど入っていたコーラは残り半分の半分・・・

 

 「全く・・・だから正成に飲み物はあげたくないの!!」

 

 「悪かったな!!」

 

 「でも・・・まぁ、今日はゆるす」

 

 「なんだそれ?」

 

 二人は自然に笑い出し、仲良く話しがら駅の改札を通った。

 

 空は夕焼けのオレンジ色に輝いていた。

登場人物の名前の読み方!の、コーナー!




谷笠 正成

(たにかさ まさなり)


泡岸 凜奈

(あわぎし りんな)


松場 雄大

(まつば ゆうだい)


渡部 拓海

(わたべ たくみ)


鏑木 彰吾

(かぶらぎ しょうご)


次は地名!


征咲市

(せいさきし)


上谷市

(うえたにし)


征咲高等学校

(せいさきこうとうがっこう)


以上です。


では、また次回で!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ