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2次創作を考えて無計画に書いていたら、こっちのことを忘れてて結局書ききれなかったからおじさんが時間稼ぎをする番外編(短編3連その3)

 タイトルにある通り他の作品を作ってて何にも考えてなかったおじさんです。こちらしか見ない人は本当に申し訳ない……


 ただ、今回2次創作で書いた作品は本当に自分の中での最高傑作なのでぜひ見てください。pixiv様で公開してます。リンクは……前貼ってたから大丈夫かな?


 それでは、ゆっくり読んでいってください。



〜蘭と薫〜



「いやーっ! それにしても蘭さんはキレイだなー!! 」


「そ……そんなに……言わないで……恥ずかしい……」


「えーーーっ!! 何その反応!! 本当に可愛すぎるでしょっ!!! 」




 そう言って顔を赤らめる蘭さんに近づく。

 サラサラな透明感のある白い髪。まるでそういう宝石があるかのような明るい茶色の目。

 改めて見てもキレイだ………




「………ねえ……薫ちゃん。」


「ん?どーしたんですか?」


「私……子供の頃……貴方にあった気がするの。」


「ええっ!? そうなんですか!? 」


「いや……顔とかは……覚えてないんだけど……その……反応が記憶にある……ような。」


「……それって、デジャヴってやつじゃないですか?」


「……デジャヴ……か……」




 デジャヴは「なんかこれ聞いたことあるなーっ」とか「この感じ、前にも体験したような……」みたいに感じること。

 蘭さんもきっとそれじゃないかな?

 私もよくあるし。「これ夢で見た!」とか




「確かに……そうかもね。あまり……気にしないように……するよ」


「でもでも! もし会ったことがあったら、凄いですよね!」


「うん……でも、どちらにしても……私は幸せ者だ。」


「だって……今の私は蓮や……柚子ちゃん……そして……薫ちゃんに会えて……本当に嬉しいから。」




 うーーーっ!! もう!! この人はっ!!




「蘭さん!! やっぱり私の嫁になってーーーーっ!!!!」











〜???〜




 プリンターが隣で動く。

 様々な顔が出てくる。

 その顔はこちらを向いておらず、全て同じような背景で写ってる。


「あーあ……毎日こんなことしてるのは流石に飽きるなぁ……」


 写真に写ってるある特定の人だけを集めてまとめる。

 それ以外は……保険だから封筒に入れないと。


「ま、私にも得があるからいいんだけどね。次は……あ!修学旅行だから一旦お休みかぁ。」


 電話がなる。名前は見なくてもわかる。

 あの時から毎日毎日……よく飽きないな……




 その着信を消そうとして指を伸ばすが、その指が止まる。


「あららっ……危ない危ない。」


「はいもしもし。うん……あ、そうなんだ。じゃあもういいのね。わかった〜。」


 そっか……もうそんな時期になったんだ。

 それじゃ……私もそろそろ戻らないとね。






〜〜

 


 茶色い少し色の抜けた髪。

 肌は健康的な少し焦げた色。

 白いリボンが髪に留めてあり、太陽に反射してキラキラ光っている。

 その少女はとてもかわいらしい笑みを浮かべている。

 


 左隣にはその子よりも少し幼い、まるで妹のような女の子。溢れんばかりの笑顔をし、少女に抱きつくように写っている。



 右隣には寝癖をつけ欠伸をしながら立っている少年。少女に寄りかかるように写っている。


 とても幸せそうな光景を写した一枚の写真。
















 そしてその幸せはもう2度と見つからない。







 最後まで読んでいただきありがとうございました。


 めちゃくちゃ雲行きが怪しくなってきましたね。

 

 今回の話はかなり核心に迫るものになっているので、楽しんでいただけると嬉しいです。……ちょっと早く公開しすぎたかな?



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