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前回なんの考えもなしに修学旅行編をしよう!と考えたおじさんが、悩みに悩んで4話構成にしようと考えついた特別編(修学旅行1/4)

こんにちは妄想おじさんです。


とうとうやってきました学校行事。……すっかり忘れてたなんて誰にも言えない。


修学旅行以外のイベントは後々書くと思います。(文化祭とかね)


いつもと違う感じなのでちょっと上手く書けてるかわからないですががんばりました。


それではゆっくり読んでいってください。


そういや、pvがもうすぐ1500になります。前回1000だったのに……

それと前回ブックマークが2しかない……って言ったら4になってました!登録してくれた人ありがとうございます!

…………結局4はどうなんだろ。1500にしてはやっぱ少ないのか……?

 こんにちは! 橘 湊人です。

 今日はみんな待っていた2泊3日の京都で修学旅行!

 1番最初に集合場所の駅に着いちゃったから、班のみんなを待っているところです。


 そうだ! みんなが来るまで少し時間があるのでぼくの自己紹介をします。

 橘 湊人。高校2年生です。よく見た目から女の子に間違えられるけど、ちゃんと男ですよ!

 ……これ以上紹介する事がないなぁ。




「おはよう……湊人。……はやいね。」


「あ、蘭さん。おはよう!」




 この人は五十鈴 蘭さん。隣のクラスのおっとりした優しい人だ。

 アルビノでいつも厚着をしているけど、とてもきれいな人。ただ、表情はあまり変わらないのと喋り方が特徴的な面白い人だね。

 僕より身長が高いのは少し羨ましい……




「おっはよ〜湊人!」


「おはよう! 桜さんも早いね。」


「お……おはよう……桜さん……」


「蘭さん……わ、私より早いとはね〜。」




 澪風 桜さん。元気でフランクな人だ。

 蓮の幼馴染で長い付き合いらしいけど、恋愛的な感情は無いんだって。……本当なのかな。

 そんな桜さんだけど、どうやら蘭さんの事が少し苦手らしい。相性が悪いって言ってたかな?どうしてなんだろ。




「それじゃあ、あとは蓮だけなんだけど……」


「どうか……した……? 2人とも……やれやれみたいな……顔して。」


「あー……蘭さんはわからないよね。あたし達は何回か体験したから。」




 疑問を浮かべてる蘭さんを置いて僕らは近くのコンビニで飲み物を買いに行った。

 


 数十分後、集合時間を過ぎ学生が駅のホームの一角を占領していた。側から見たら結構迷惑だよねこれ。

 でも僕らの班は未だに集合できていない。

 これがいつも通りなんだけどね……




「今日は何時間かかるかねー。薫ちゃんは起こしてくれたかな?」


「酷い時は日にちも間違えていたよね? 一応連絡してみる?」


「そういう……ことだったの……」




 流石に蘭さんも察しがついたようだ。

 

 鳴浜 蓮は無気力で面倒くさがり屋。こういった待ち合わせには大体遅れてくる。

 だからいつも遊ぶ時は放課後そのまま遊ぶようにしている。

 まあ、僕としてはそういうのんびりしてる所も……


 そんなこんなしていると、やっと蓮がやってきた。

 いや、今回は15分遅れのかなり早い方だ。




「蓮早いね〜! あたしはてっきり何時間待つのかと……」


「おー……。今日ばっかりは薫に叩き起こされてね。」


「あの先生に怒られても寝続ける蓮が起きるなんて、薫さん頼りになるなぁ……」


「蓮……ちゃんと起きなきゃ……だめだよ……?」


「せんせー! あたし達の班も揃いましたー!」


「ようやくですか……ありがとう澪風さん。それでは新幹線に乗るので皆さん来てください。」




 何はともあれ今回の修学旅行はとても楽しみだ!















 新幹線の座席に座り到着まで待つ。

 朝叩き起こされたせいか寝ていると、隣から頬をつつかれた。




「あ……起こしちゃった……? ごめんね……」


「んんっ……いや、大丈夫だよ。どうかした?」



 

 少し凝った肩を回して目を覚ます。

 前を見ると湊人と桜は寝ているようだ。

 手元を見てみると少し片付けてあるトランプがあったから3人で遊んでいたのか?

 湊人は朝早くから集合場所に居たらしいから眠気に勝てなかったんだろう。

 桜は……あれかな? 夜楽しみで眠れないみたいな感じかな?




「いや……2人とも寝ちゃったから……蓮にちょっとイタズラ……しようかな……って。」


「そっか。確かにみんな寝ちゃったら暇だもんね。どうする? そのトランプでもする?」


「ううん……蓮……少し話を聞いてくれる……?」

 



 そういうと蘭は僕の返事を聞かずに口を開いた。

 まあ、話を聞くくらいならいくらでもしてあげれるからいいけどね。




「私……蓮に伝えたい事が……あって……」


「私……中学の時とか……行事の時はいつも最後に……誰かの班に入れてもらってた……」


「初めて自分から……誘うことは初めてで……その勇気をくれたのは……蓮だった。」


「僕が? そんな大層なことはしてないけどなぁ。」


「そんなこと……ないよ。そのおかげで……私は成長できた。だから……」




 隣に座っている蘭がこちらを向き、少し間を開けて話す。

 その顔は少し赤くなり、しかしとても優しい顔をして口を開く。




「ありがとうね。私……蓮と出会えて本当によかったと思う。」


「っ!?」




 今の言葉……何か……

 その瞬間急に目の前が白く光り、頭が割れそうなほど痛くなる。

 その痛みに朝詰め込んだ物を吐き出しそうになる。

 突然様子がおかしくなったから驚いたのだろう。蘭が声をかけてくる。

 そんな心配そうにこちらを覗く蘭に大丈夫だと伝えようと前を向……






 そこに居たのは蘭に似ているような似ていないような、そんな少女がこちらを見つめていた。




『蓮……蓮……』




 その少女はこちらにまっすぐ向き口を開いて何かを言う。

 割れそうになる頭を押さえてその言葉を読み取ろうと……






「蓮っ! ……大丈夫っ!?」


「……ら、蘭?」




 名前を呼ばれると、目の前にはいつもの蘭がこちらをとても心配しているように見つめていた。

 しかし、先程味わった痛みや吐き気は嘘のように無くなっていた。




「ご、ごめん。少し眩暈がしたのかな? もう大丈夫。」


「本当に……? 無理しちゃ……だめだよ……?」


「本当に大丈夫だよ! もう気分も良くなったし!」


「それなら……よかった……」




 今のは本当になんだったんだろう。

 でもまぁ、気にしないようにするか。目眩なんてよくある事だし。




「……でも、また気分悪くなったら……遠慮せずに……言ってね……?」


「ん、ありがと。」













 京都に到着してバスに乗り込む。

 1日目はガイドさんに案内してもらうから自由行動は特に無い。

 自由行動は2日目と3日目のほとんどを占めているから今日は我慢?して話を聞く。

 そうしているといつの間にか日が傾き暗くなってくる。

 夕食を食べたら後はホテルに泊まるだけ。

 ようやくホテルに着いた僕達は割り当てられた部屋に入った。




「おー2人部屋にしては中々に広いな。」


「うん。よいしょっと。ふぅ……」




 湊人がテーブルに荷物を置いて一息つく。

 自分の荷物も横に置き、ベッドに腰をかける。

 湊人は部屋を調べるようだ。

 



「へー! ユニットバスだけど部屋にあるんだ! でもたしか温泉にも行けるんだよね?」


「あー……少し歩かなきゃいけないらしいけどね。僕は面倒だからここでいっか。」


「じゃあぼくもここでいいかなぁ。」




 そういうと湊人はテレビをつけて机の近くにある椅子に座る。

 チャンネルを一通り見ていたが、結局最初の番組にしたようだ。

 道中のコンビニで菓子を買ったのを思い出してバックを漁る。




「湊人は何かいる? 大体甘いやつだけど。」


「ありがとー。じゃあ、これ貰おうかな。前食べた時においしいかったから。」


「あ、そうなんだ。僕も食べよっかな。」


「結構甘めだからお茶も欲しくなると思うよ。買った?」


「丁度買っといた。湊人は?」


「僕もお茶あるよー! 普段からよく飲んでるからね。」




 話をしながら、お菓子をつまんでテレビを見てゆったりする。

 そんなこんなしているといつの間にか僕は眠っていた。

 



「んぅ……寝ちゃってたか……。」


 9時くらいのようだ。頭がぼーっとする。

 湊人は見当たらない。


「……お風呂行くかな。」


 流石にお風呂に入らないで明日を迎えるのは嫌だからね。

 そんなことを思いながらドアを開けると湊人が裸でタオルを持っていた。




 ……あ、風呂上がりかな?




「れ、れれれれ蓮!? な、なんでぇ!?」


「あー……ごめんごめん。」




 いやー湊人がお風呂に入ってる可能性をすっかり忘れてた。

 ……なんで湊人は胸を隠してるんだ。男なのに。

 ……なんでそんな赤くなってるんだ。そりゃ突然裸見られたらびっくりするだろうけど。




「……」


「……」


「……」


「……早く服着たほうがいいよ? 風邪ひくし。」




 そういうと僕は扉を閉め、しおりを出して明日の予定を確認する。

 あー明日は楽し




「うああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」




 ……楽しみだなぁ。














「何か……聞こえた……? 叫び声……みたいな。」


「……な、何も聞こえなかったよ?蘭さん。」


「そう……気のせいかな……?」




 蓮から話は聞いたけど、桜さんは私の事が少し苦手らしい。

 彼女の普段の話し方を見れば確かにぎこちない気はする。

 ……少し話をしたら緊張もほぐれるかな?




「桜さん……ちょっとお話……いいかな……?」


「あ、あー。もうこんな時間だから寝たほうがいいよ!」


「え……? そう……かな……?」


「話は明日にしよう! 電気消すからねー。」




 ……私は彼女に何かしたのかな。私が気づいてないだけで。

 でも、この修学旅行で私は成長するって決めた。

 だからなんとか桜さんと仲良くなってみせる!




 それになにか彼女には…………



 

 なにかを考えようとした私はその途中で眠りに入った。





最後まで読んでいただきありがとうございました。


どうだったでしょうか?ラッキースケベ(相手は男)を書きましたが、自分で書いてて何やってんだろ(白目)って思ってました。


もしこの作品が気に入ったらぜひぜひコメントや評価などしてくれると嬉しいです。

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